イ・イネ、ウ・ヒジン、アレックス共演で贈るハートフル・ラブロマンス!
母性愛、家族の絆、愛憎劇などが描かれた母親たちの物語。
キャスト、あらすじ、感想、視聴率などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
真紅のカーネーション【韓国ドラマ】キャスト一覧
原題:私だってお母さん、私も母親、私もママよ
BS日テレ全62話
平均視聴率:8.27%
最高視聴率:10.3%
放送期間:2018年5月28日~2018年11月23日まで韓国で放送
演出:ペ・テソプ
「愛も憎しみも〜妻と愛人の間で〜」
「愛をたずねて三千里」
「愛を抱きしめたい~屈辱と裏切りの涯てに~」など
脚本:イ・グニョン
「愛も憎しみも〜妻と愛人の間で〜」
「愛をたずねて三千里」など
【ユン・ジヨン役】イ・イネ
代理母。過去に交通事故で夫とおなかの子供を亡くしている。
【チェ・ギョンシン役】ウ・ヒジン
エイワンファッション社長の妻。不妊のため姑からいびられており、ジヨンに代理出産を依頼する。
【シン・サンヒョク役】アレックス
芸能事務所社長。ヒョンジュンの弟。女優の妻を持つ。
【シン・ヒョンジュン役】パク・ヒョンジェ(パク・ジュニョク)
ギョンシンの夫でエイワンファッション社長。妻想いで優秀だが両親には頭が上がらない。
【オ・ヘリム役】ムン・ボリョン
産婦人科医。ギョンシンとサンヒョクの親友。
【ヨ・ミンギョン役】ソン・ユアン
女優。サンヒョクの妻。
【カン・ソンナム役】ユン・ソヒョン
ジヨンの義理の兄。
【シン・テジョン役】パク・クニョン
エイワンファッション会長。
【イム・ウンジャ役】ユン・ミラ
テジョンの妻。不妊のギョンシンを日々いびっている。
本作は「愛も憎しみも〜妻と愛人の間で〜」「愛をたずねて三千里」でタッグを組んだペテソプ&イ・グニョンコンビによる作品です。
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真紅のカーネーション【韓国ドラマ】あらすじ
数年前、夫とお腹の子供を交通事故により亡くしたジヨン(イ・イネ)は、義理の父の借金を返済するためにお金を工面しなければならなくなります。
そんな中ジヨンは、お金のために不妊で悩んでいた財閥の妻ギョンシン(ウ・ヒジン)の代理出産を引き受けることに。
しかし、お腹の子に障害がある可能性が分かると、義母からプレッシャーをかけられたギョンシンがジヨンに中絶するよう迫ってきたのです。
すでにお腹の子供に思い入れがあったジヨンはギョンシンに不振を抱き、自分で育てようと病院から抜け出すことに。
その後、密かに子供を出産したジヨンでしたが、生まれた子に障害がないことが分かるとギョンシンが子供を奪おうと画策してきて・・・。
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真紅のカーネーション【韓国ドラマ】みどころ
本作は、代理母として出産したヒロインと、その代理出産を依頼した財閥妻の苦悩と本当の愛とは何なのかに気付くまでを描いた作品です。
韓国ドラマでは定番の様々な不幸を背負ったヒロイン・ジヨンと、財閥一家の中で不妊症に悩むギョンシンという二人の女性を中心に、家族の絆や母親としての愛などが描かれます。
産みの母と戸籍上の母との因縁や、複雑な恋愛模様、嫁姑問題に過去の交通事故の真相について、そして二人の女性が母としての愛情を育んでいく過程など、本作の中には愛憎劇だけでなくラブロマンスやヒューマンドラマなどのハートフルな要素も描かれているのが特徴となります。
韓国ドラマの王道ともいえるドロドロの愛憎劇が好きな方も、母と子の愛の深さを描く感動作が好きな人も楽しめる作品です。
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真紅のカーネーション【韓国ドラマ】感想・評価
不幸のどん底からはじまるヒロインと、それとは正反対のお金持ちの悪女という設定は、愛憎劇において定番のキャラクターだと思うんですが、本作はその二人が最後まで争い続けるのではなく、悪女が終盤に母性に目覚め改心していくという感動のドラマでした!
最後の最後に改心したり、罪を償ってまともになるという展開はよくありますが、途中から変わっていき母性愛のドラマになるというのは驚きでしたね。
なんせ、最初の頃は憎たらしいほどの悪女っぷりでしたし、家族の中で悲しい立場にあることを考慮したとしても、その強欲っぷりには腹が立つ以外の感情は持てなかったからなんです。
しかし、後半になるにつれ嫌いだったギョンシンの方に同情してしまうようになり、それゆえ終盤で改心した展開にも思った以上に感動させられました。
とはいえ流石にやり過ぎなところも多々あるので、終盤にたどり着くまでには我慢が必要なんですが、それでもまさかここまで泣ける展開になろうとは想像もしておらず、やっぱり私は母と子のドラマに弱いなぁと痛感させられました。
ここで問題なんですが、このドラマは見る前のイメージをどう持つかで作品の見方も感想も変わってくるということです!
私はハートフルラブロマンスだと思って見始めたので、最初のドロドロの愛憎劇展開にガッカリさせられたのですが、逆に愛憎劇だと思って見始めた人からすると後半からの感動の展開は期待していなかったのかもしれないということです。
しかし、前者なら最初は我慢が必要なものの話が進むごとに面白く感じるでしょうし、後者なら予想外の感動のドラマに意外な魅力を感じるかもしれませんね!
まとめ:子供を愛する二人の女性を中心に母性や愛について描いた深く考えさせられる作品でした!
前半の展開には辟易とさせられますし、都合のいい展開や設定などもありましたが、最終的には感動させられる心温まるドラマだったと思います。
最後に
本作は邦題や番組ホームページなどを見るとドロドロの愛憎劇かのような売り文句になっていますが、実際に見てみると血の繋がりを越えた普遍的な母親の愛情というものを描いた感動的な作品でした。
確かにドラマの前半はヒロインに不幸が連続して訪れるお決まりの展開があったり、最低な義母の存在などがあり見ていて辛いこと間違いなしなんですが(実際に何度も見るのをやめようかと思いました)、作品全体の印象で言うなら愛憎劇とハートフルラブロマンスがミックスされた作品だったと思います。
原題の「私だってお母さん」ではハートフルラブロマンスと紹介され、邦題の「真紅のカーネーション」では愛憎劇として紹介されるという両極端さなので、これから見る方はどちらの要素もあることを踏まえて見てほしいですね!