「不屈の嫁」のスタッフ&キャストが再集結し、人気若手キャストを起用して作られたシリーズ第2弾!
様々な家族の問題を笑いあり涙ありで描いたハートウォーミング・ラブコメディ!!
キャスト、あらすじ、感想、作家降板、ウンジ降板理由などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
不屈の婿【韓国ドラマ】キャスト一覧
原題:不屈のチャ女史
U-NEXT全111話
BS日テレで全56話
平均視聴率:8.63%
韓国放送期間:2015年1月5日~6月12日
演出:オ・ヒョンチャン
「黄金の魚」
「不屈の嫁」など
脚本:パク・ミンジョン(1~50話)
「ブッとび!ヨンエさん」
「まるごとマイ・ラブ」など
オ・リン(51~81話)
パク・チャンフン(82~111話)
【チャ・ミラン(チャ女史)役】キム・ボヨン
ダルスの妻。長男の嫁として一家を支えている。
【オ・ダルス役】オ・グァンノク
ミランの夫。勤めていた会社がジソクの会社と合併したことで解雇になる。
【キム・ジソク役】パク・ユンジェ
父が亡くなり会社を引き継いだ若き社長。ウンジの恋人。ダルスがウンジの父と知らずに解雇してしまう。
【オ・ウンジ役】イ・ガリョン
ミランとダルスの長女。会計士。ジソクの恋人。
【オ・ギフン役】シン・ミンス
ウンジの弟。会社をクビになり家に戻ってくる。
【イ・ユニ役】ハ・ヨンジュ
歯科医。ミランの兄の病院で働いている。
【オ・ドルパル役】キム・ヨンゴン
ダルスの父。
【オ・ミンジ役】ミン・ジア
ウンジの妹。露天でアクセサリーを売っている。
本作は、2011年MBC演技大賞で3冠に輝いたドラマ「不屈の嫁」のスタッフとキャストが再集結して製作されたファミリードラマです。
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不屈の婿【韓国ドラマ】あらすじ
長男の嫁として問題だらけの男たちの面倒を見続けてきたミラン(キムボヨン)。
昔気質の厄介な養父に、失業した上一人でペルーに旅立とうとする夫(オグァンノク)、そして会社をクビになった息子(シンミンス)など、一家の男たちにミランは振り回されてばかりいました。
しかも、唯一まともだった長女(イガリョン)までとんでもない相手を交際相手として連れてきて、ミランを悩ませることになります。
なんと、長女の交際相手とはよりによって父親を解雇した社長本人(パクユンジェ)で、当然ミランたちは猛反対することに。
社長であるジソクは、会社に乗り込んでいったミランに「暴行罪で訴える」とまで言い放っており、交際を認めてもらおうにもまともに取り合ってもらえず・・・。
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不屈の婿【韓国ドラマ】みどころ
本作は、ワガママな家族に迷惑をかけられ通しの長男の嫁を主人公としたハートウォーミング・ラブコメディです。
ドラマの内容はファミリードラマによくあるものですが、シリアスありコミカルありの展開を実力派俳優陣がみごとに演じています。
娘の交際相手が夫を解雇した元勤務先の社長だった!という驚きの設定や、強気で解雇を言い渡した社長が一転して下手に出るようになる笑える展開など、視聴者は問題山積みのミランの目線で作品を見ることになります。
そんな家族たちの問題をミランがどうおさめるのかが一番のみどころですが、当然ミランの娘や息子たちの恋愛模様などもあり、若者目線でドラマを楽しむことも出来ます。
不屈の婿【韓国ドラマ】批判殺到の理由は?
本作は韓国で「とんでもないマクチャンドラマ」と評された作品です。
3人の作家
1話~50話まで担当したパクミンジョンは健康上の理由で降板。
51話~は作家のオ・リンが引き継ぎましたが、こちらも「個人的、また番組の都合上」という理由で81話までで降板しています。
しかし実はオ・リンというのは仮名で本作オヒョンチャン監督の妻であることがのちに明らかとなりました。
作家でもない妻に仮名を使って脚本を書かせ、このことを知っている数名の制作陣に口止めしていましたが噂が広まり、1か月ほどで降板となったのでした。
監督はその理由について”話したくない”としていますが、
「パクミンジョン作家が降板することになってからほかの作家を探すのが大変で、放送を中止することもできずやむを得なかった」
という立場が制作陣の間で伝えられています。
これに関し、オヒョンチャン監督は1か月の懲戒処罰を受けました。
その後82話~111話(最終話)まではパクチャンフン作家が引き継いだものの、早期終了しています。
ウンジ降板理由は?
最も論争を招いたのはメインキャスト、ウンジ(イガリョン)の突然の下車。
48話(韓国放送111話中)での突然の交通事故で、以降ウンジは物語に登場しなくなります。
これによりラブラインを描いていたジソク(パクユンジェ)は行き場を失ってしまいました。
下車に納得のいかなかった視聴者の間で「イガリョンの演技力議論」や「制作陣との不仲説」などの疑問が提起されましたが、結局腑に落ちる理由は見つけられないまま・・・。
その後ドラマ内に活気を与えようとその後イムイェジンが投入されましたが、最終的にその役を果たせずマクチャンに輪をかけた形となりますます視聴者の心は離れていきました。
ウンジ役降板理由について調べたところ内部不和や、ウンジ役を務めたイガリョン側に何か問題があるためでもなく、「物語の重要な展開のため」だとのことです。
実はこの回が放送される前に、今後降板するということがあらかじめ発表されていました。
ウンジがどのように下車するのかという内容についてはこの時点で明らかではありませんでしたが、視聴者はウンジはこの先物語からいなくなることがわかっていたわけです。
それにしても、ずいぶんと行き当たりばったり(マクチャン)な展開で、視聴者の共感を得ることはできませんでした。
早期終了
本作は本来120話の予定が111話で早期終了となっています。
48話の突然のウンジ降板からドラマはおかしくなり、脚本家も何度も交代するなど一貫性がなく、続けるほどに視聴者の不満は募るばかり。
早期終了は当然でしょう。
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不屈の婿【韓国ドラマ】感想・評価
お国は違えども長男の嫁が一番大変なのは共通してるみたいですね。
本作で見るような都合のいい設定や展開は現実にはあり得ないとは思いますが、スケールは小さいものの似たような問題はどの家族にもありえることだと思います。
そんな家族のあれやこれやをシリアスとコミカルを交えて描いたのが本作で、気軽に見るのにはピッタリな作品だと思っていました。
内容は特に珍しくもないものの、ベタだからこそながら見するのには丁度よかったんですが、途中から何の問題からか不自然な展開になり、悪い意味で引き付けられることになりました。
長い作品だと視聴者の反応を見て途中からテコ入れしたりすることはよくあること。
しかしそうはいってもあまりに不可解ですし、途中から別のドラマになったのか?というレベルの変わりようでした。
しかも、変化以降の話もまとまりがなく、結局二度もヒロインが消えてしまうというとんでもないことに・・・。
これは作品が面白いかどうかとか言う前に完全に打ち切りレベルの問題で、ここまで意味の分からない展開が何度もあると殆どの人が途中でリタイアする可能性があると思いました。
まとめ:途中でヒロインが居なくなった段階で、早々にドラマの幕を下ろすべきだったと思います!
すべて引っくるめてマクチャンドラマだと思えば楽しめるのかも?
最後に
「不屈の嫁」が好評を得たこともあってか邦題が「不屈の婿」というタイトルになっていますが、原題は「不屈のチャ女史」というものであって主人公は婿ではなくお姑さんであるチャ女史でした。
確かに恋愛面での主役はパク・ユンジェとイ・ガリョンなんですが、肝心のイ・ガリョンが途中降板したり、その後の展開もとってつけたものになり、結局はチャ女史中心のドラマになっていました。
まぁ、このドラマに関してはタイトルを変えたところで取り返しがつくものでもないのですが・・・。