イ・ユリ、イ・ジョンジン、オ・スンヒョン、イ・サンユン共演!
傷付いた4人の男女による愛と家族の物語。
キャスト、あらすじ、感想、視聴率などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
愛してる泣かないで【韓国ドラマ】キャスト一覧
全132話
平均視聴率:12.1%
最高視聴率:19.5%
放送年度2008年11月から韓国で放送
2020年02月27日からBS日テレにて放送予定(全66話)
演出:キム・サヒョン
「その陽射しが私に…」
「屋根部屋のネコ」
「秘密」など
イ・ドンユン
「神々の晩餐-シアワセのレシピ-」
「運命のように君を愛してる」
「ハッピー・レストラン~家和萬事成」など
脚本:パク・ジョンラン
「恋の香り」
「黄色いハンカチ」
「千回のキス」など
【チョ・ミス役】イ・ユリ
勤めていた出版社が倒産し、アルバイトとして有名人の取材をすることに。
【ハン・ヨンミン役】イ・ジョンジン
若手建築家。大学で講師も務めている。
【ミン・ソヨン役】オ・スンヒョン
大学講師。大学理事長の娘。ヨンミンの婚約者。
【チャン・ヒョヌ役】イ・サンユン
建築学専攻の大学院生。ミスの友人。
【ハ・ジェヒ役】キム・ユミ
ヨンミンの昔の恋人。
本作は数多くのヒットドラマを手掛けてきたスタッフが終結して作られ、2008年MBC演技大賞で家族賞受賞した作品です。
視聴者からの評判もよく、当初の予定よりも12話延長されたことでも話題となりました。
視聴率面から見ると当時の作品の中では大ヒット作とは呼べないのですが、ヒット作の常連イ・ユリさんにイ・ジョンジンさん、見事な悪役を演じたオ・スンヒョンさんや今なお主演として大活躍しているイ・サンユンさんなどが出演していて、普段長編ドラマを見ない方でも入りやすいキャスティングとなっています。
その他にもにもキム・ミスクさんやイ・スンジェさんといった大ベテランから、名脇役として活躍されているキム・ミギョンさんなども出演しています。
そんな本作のOSTには、トロット歌手による正統派バラード曲「チャン・ユンジョン/哀願」や、「イ・サン、チャン・ユンジョン/約束」などがあります。
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愛してる泣かないで【韓国ドラマ】あらすじ
雑誌記者として働いていた出版社が倒産してしまったチョ・ミス(イユリ)は、男友達のチャン・ヒョヌ(イサンユン)からのスキーへの誘いにも乗らず就職活動にいそしんでいました。
そんな中で知り合いの編集長から仕事の話が舞い込み喜ぶミスでしたが、はしゃぐあまり男性とぶつかってしまい誤って相手の荷物を持ち帰ってしまいます。
一方、ミスとぶつかった男性ハン・ヨンミン(イジョンジン)は大学で講師も勤める若く有望な建築家で、大学理事長の一人娘であるミン・ソヨン(オスンヒョン)と婚約を控えていました。
ミスが知り合いから貰った仕事は有名人にインタビューをするというもので、ある日そのインタビュー相手と会うことになったのですが、そこに現れたのは以前ミスとぶつかったヨンミンで・・・。
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愛してる泣かないで【韓国ドラマ】みどころ
本作は男女4人の恋愛ドラマと、その家族について描いた作品です。
ヒロインの家庭環境が複雑であったり、幸薄な感じはまさに韓国ドラマな設定で、しかも周りには金持ちの息子や理事長の娘などもいたりと格差が激しいのは韓国ドラマお決まりのもの。
その上、ヒロインの恋愛は様々な相手から執拗に邪魔をされるので、そんなヒロインが最終的に誰と結ばれるのか!?に注目することになります。
出会った時の印象は最悪だったヨンミン、ミスを見守り想い続けるヒョヌ、そしてヨンミンの婚約者であるソヨン。
それぞれに心の傷を抱えた男女が、ぶつかり合いながらもお互いの痛みを理解し愛を深めていく過程を描いています。
複雑な家族関係を通して家族愛が深まっていくことや、ヨンミンと過去の恋人との間に出来た息子ジュンとの関係の進展なども描かれているなど、この家族ドラマも本作のみどころとなります。
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愛してる泣かないで【韓国ドラマ】感想・評価
他のドラマにも当てはまるところですが、本作は心豊かではあるものの幸薄なヒロインと、彼女に惹かれる高スペックな男2人、そして嫉妬深き恵まれた美女という4人が中心となって繰り広げられる韓国ドラマ王道路線でした。
そこまで高視聴率な作品ではなかったのですが、キャストは今でも活躍している方ばかりですし、他の類似の作品と比べるとマクチャン要素が控え目なのもよかったです。
ただ、子どもに執着しすぎる親たちや、恵まれた環境で過ごしてきたためにワガママ放題になってしまった悪女、異常なほど押しの弱い男どもなどといったクセ強めなキャラが多いのが評価が分かれるところかもしれません。
そして、12話延長されて全132話(韓国放送時、日本編集版でも全66話あります)というのはやっぱり長く、私としてはもっとスリムにして欲しいというのも正直なところ。
終始引っ掻き回す役どころのソヨンがあまりにも酷く、それをずっと見せられるのはキツかったですし、ヨンミンの節操のなさにも呆れます。その上、ヒロインの宿命とはいえミスがあまりにもやられっぱなしなのも嫌でしたし、主人公4人の誰にも共感出来なかったというのもマイナスでしたね。
普通に考えれば一番優しくてミスに対して一途なヒョヌに誰しもが好感を持つはずなんですが、ヒョヌの母がミスをいじめ続けヒョヌもそれを阻止出来ないというのはガッカリでした。
最後に
このドラマで一番納得がいかなかった点は、普通なら長い間親から反対されたものも最後には親が折れるとなるところ、このドラマでは最後まで親が折れることなく子どもの方が根負けしてしまうということです!
いくら話しても頑なに態度を変えず、子供が好きな相手を受け入れることはしないというのは見ていて辛いもので、仕舞いにはそれで諦めてしまう子供にも腹が立ちましたし、そんな家族のところへ行くのは止めた方がいいと思ってしまうというのは、見ていてモヤモヤとイライラしか残さなかなかったんです。
こういった作品は飴と鞭の割合が重要だと思うんですが、あまりにもヒロインへの鞭が多すぎるというのは苦行でしかありませんでした。