キャストを一新しパワーアップして帰って来た!
キム・ソンリョンがニューヨーク帰りのチーム長を演じ、キム・ボム演じるサイコパスと対決する刑事ドラマ第2弾!!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
華麗なる2人ミセスコップ2キャスト一覧
U-NEXT全20話
平均視聴率:8.97%
最高視聴率:11.1%
放送年度2016年3月から韓国で放送
演出:ホン・ソンチャン
「美男ですね」
「タンタラ~キミを感じてる~」など
脚本:ファン・ジュハ
「ミセスコップ」など
【コ・ユンジョン役】キム・ソンリョン
ニューヨーク帰りのソウル地方警察庁・強力1チームのチーム長。小学生の息子がいる。
【イ・ロジュン役】キム・ボム
国内有数の金融会社、ELキャピタルの代表。サイコパス。
【パク・ジョンホ役】キム・ミンジョン
刑事課長。ユンジョンの上司。
【オ・スンイル役】イム・スロン(2AM)
強力1チームのメンバー。生真面目で忠誠心は人一倍なタイプ。
【シン・ヨオク役】ソン・ダムビ
強力1チームのメンバー。気が強く男勝りな女性警察官。
【ペ・テフン役】イ・ジュニョク
強力1チームのメンバー。ユンジョンの右腕。
【カン・サンチョル役】キム・ヒチャン
強力1チームのメンバー。
【チョン・インギョム役】チョン・インギョム
刑事係長。
【ペク・ジョンシク理事役】チェ・ジノ
EL常務理事。北朝鮮の工作員出身。
【ソ・ジョンミ役】チャ・ファヨン
ロジュンの母。
【パク・ウジン役】チャン・ソンヒョン
ソウル地検部長検事。別居中のユンジョンの夫。
【コ・ピョンシク役】ユン・ジュサン
ユンジョンの父。
【パク・ミンジェ役】イ・ヒョジェ
ユンジョンの息子。
本作は前作の脚本家と「美男ですね」の演出家がタッグを組み、キャストを一新して帰って来た続編です。
主演はキム・ソンリョンさんとキム・ボムさん。
スタイリッシュ(ド派手)かつカッコいいヒロインと、頭が切れて冷酷なサイコパスをそれぞれ演じています。
そして前作の主要メンバーだったパク・ジョンホが課長に昇進してサポートし、それを前作同様キム・ミンジョンさんが演じています。
チームメンバーには、真面目なキャラクターなスンイルをイム・スロンさん、男勝りなヨオクをソン・ダムビさん、ユンジョンの右腕テフンをイ・ジュニョクさん、そしてチームの末っ子サンチョルをキム・ヒチャンさんが演じています。
その他にも、チャン・ソンヒョンさん、ユン・ジュサンさん、チェ・ジノさんといった名脇役も出演しておりドラマに重厚感を与えています。
本作のOSTには、「コ・ユジン(Flower)/痕跡」「スロン/君が愛なら」「ウ・イェリン/そんな時私を訪ねて」「ハ・ヌレ/目を閉じると」といった楽曲が活用されています。
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華麗なる2人ミセスコップ2あらすじ
FBIで科学捜査や犯罪心理学を学び帰国したコ・ユンジョン(キムソンリョン)は、ソウル地方警察庁の強力チームのチーム長に抜擢されることに。
彼女の刑事とは思えない派手な身なりと強気な言動に、周りの刑事たちとも度々対立するのですが、その実力は折り紙つきでした。
ユンジョンは上司からの指示により自らチームメンバーを選び、なんとか強力1チームを結成します。
しかし彼女を追い出したいパク・ジョンホ課長(キムミンジョン)によって、厄介な迷宮入り事件を押し付けられてしまいます。
しかし、ユンジョンが調べている複数の事件は、同一人物による連続殺人事件であったことに気付き、しかも中には6年前に自身が担当した冤罪事件も含まれていたのです。
この冤罪事件の真相を探る決意をしていたユンジョンは、本格的な捜査に取りかかることにするのですが、この一連の事件の容疑者として浮上したのはELキャピタル代表のイ・ロジュン(キムボム)という大物だったのです。
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華麗なる2人ミセスコップ2みどころ
タイトルは変わっており、サブタイトルとして”ミセスコップ2″となっているように、世界観は引き継ぐものの主要登場人物はほとんど一新されたという変わった続編です。
舞台とする警察の背景や時間的な繋がりもあるのですが、ヒロインのシングルマザー刑事が前作ではおばさんチックだってのに対して、本作ではニューヨーク帰りの派手好きでゴージャスなキャリアウーマン風になっているというのが大きな違いとなります。
主人公のキャラクターの変化もあって、よくある刑事ドラマが海外ドラマのような雰囲気を出しているのも特徴で、チームのメンバーや悪役も前作を上回り個性的なものとなっています。
そんな一風変わった刑事と今回対決するのは、富と権力をもったサイコパスという厄介な相手で、それを素晴らしい演技力でキム・ボムさんが演じています。
こういった刑事ドラマの悪役は、ストーリーが進むにつれて徐々に正体が分かってくるのが普通ですが、本作では最初から最後まで登場し対立するというのもポイントとなります。
幾度も攻防を繰り広げてもなかなか倒すことが出来ない強敵なんですが、最終的にどのようにして倒すのかというのが本作のみどころです!
そんな悪との対決以外にも、ヒロインと父親、そして息子との関わりだったり、別居中の夫とのエピソードなどもありますし、さらにはチームメンバーの恋愛要素もあったりと、これらがサスペンスドラマの箸休めとなっています。
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華麗なる2人ミセスコップ2感想・評価
これを「ミセスコップ」の続編とする意味があったのかどうかは分かりませんが、世界観を引き継ぎながらも登場人物が違うというのは「ジョジョ」的な感じとも呼べばいいのか、間が空いていない続編ドラマとしては珍しいタイプですね。
続編と聞いてイメージするのは、主要人物は同じで新たなメンバーの加入や立場の変更などがあり、彼らのその後を描いていくというようなものだと思うんですが、本作の場合はガラッとキャストが変わっただけでなく作風も全体的にかなりスタイリッシュになっているんです。
それはヒロインのキャラクターが大きく違っていることもありますが、悪役も財閥とそのバカ息子、そして悪事の隠蔽に加担するものというベタな設定から、サイコパスとの対決というものに変わっているからだと思います。
このように同じ刑事ドラマであってもテイストの違う続編で、キャラクターたちのかっこよさとしては前作よりも本作の方があるとは思いますが、かっこいいから魅力的かといえばそうではなく、チームの結束力や魅力も前作の方が上だったと思います。
ただ、ヒロインだけを見れば本作のファッショナブルキャラの方が好みですかね。
そして、サスペンスとしては前作よりも見応えがあるのですが、とはいっても想像の範疇を越えるものではなく、突っ込みどころが多いのも難点。
さらに総合的なドラマとしても前作の方がみどころがあるなど、この中途半端さが前作よりも視聴率が低い要因だと思いました。
最後に
本作も前作も、日本の一話完結ものの捜査ドラマよりかは面白いのですが、サスペンスとして本格派とは言えないですし、その他の要素も特に際立ったものではありませんでした。
ヒロインのキャラクターは海外ドラマなどで見るスタイリッシュさがあり面白いと思いましたが、前作が刑事ドラマであると同時に働くシングルマザーの大変さを描いているのと比べると、本作は普通のサスペンスものになっていたという印象でしたね。