「黄金色の私の人生」で高視聴率を記録したパクシフの次作「ラブリースターラブリー」。
パクシフ×ソンジヒョ主演で贈るロマンスとホラーが融合した新ジャンルドラマです!
キャスト、あらすじ、感想、視聴率などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
ラブリースターラブリーキャスト一覧
韓国で全32話
最高視聴率 6.2%
放送年度 2018年8月から10月KBS2で放送
演出:カン・ミンギョン
脚本:パク・ミンジュ
【 ユ・フィリップ(ウルチュク)役】パク・シフ
【 オ・ウルスン役】ソン・ジヒョ
【 イ・ソンジュン役】イ・ギグァン
【シン・ユナ 役】ハム・ウンジョン
【キ・ウニョン 役】チェ・ヨジン
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ラブリースターラブリードラマ紹介
本作は運命を分かつ二人の男女がトップスターとドラマ作家として出会って起こる奇妙なストーリーです。
原題は「ラブリーホラブリー」で甘いロマンスの中にホラー要素もありコメディもありという異色ドラマ。
それらの調和が見どころですね!
パクシフが多くのオファーの中で本作を選んだ理由も
「テーマが独特で面白かった。魅力的だと思った。」
というもの。新ジャンルはどのように表現されるのでしょうか??
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ラブリースターラブリーあらすじ
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ラブリースターラブリー低視聴率の理由は?
パクシフは制作発表の場で「視聴率は10~15%くらい出るんじゃないか」と話していました。
実際は初回4.8%とまずまずの視聴率で、10話6.2%を記録。
それが最高となり、下がり続け25話ではなんと1%まで下落し「マンホール」から1年ぶりのKBS黒歴史となってしまいました。
初放送前、カンミンギョン監督がインタビュー場面を撮影中の某女優さんに向かって
「セウォル号の遺族のインタビューじゃないんだからもっと明るい表情で」
と演技指導をしました。
現場スタッフがこの発言を不適切だとして新聞に投稿し、議論が大きくなりました。
監督はスタッフの前で問題発言を謝罪し、遺族にも直接連絡して謝罪したとのことです。
このことが理由でのちにドラマの制作発表会に監督は出てきませんでした。
監督不在のドラマ制作発表というのは異例のこと。これについて指摘されるとチーフプロデューサーは
「問題発言に対してたくさんの叱責を受けた。監督本人は真摯に受け止め、反省と自粛の意味で今回の欠席を決めた」
と話していました。
制作発表会で監督に向けられる質問は俳優やチーフプロデューサーが代理で答えたため、作品についての全体的な説明が中途半端に・・・。
作品の代表者である監督が自粛という言葉の後ろに隠れて非難を避け、責任回避しているとするメディアもありました。
放送前にこういったことがあり記者たちへの印象が悪かった、というのは低視聴率の理由の一つでしょう。
しかし基本的には脚本と演出に問題があったと言われています。
ロマンスとホラーの絶妙なバランスで「ホラーラブコメ」という新しいジャンルを開拓しようとしましたが、難しかったとの評価です。
また、制作現場は1回平均17時間、最大23時間40分も撮影が継続されたとのことで、スタッフ側からも基本的な労働人権が守られていないという声があがり、長時間労働問題が指摘されました。
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ラブリースターラブリー感想・評価
ラブリースターラブリーすごいゾッとするだけど…
題名こんな可愛らしい上ラブコメで面白いのに…
終始寒気が止まらん。。パクシフはいけめんだし可愛いらぶ
ああ…怖い…— うま。 (@Uma4277) December 9, 2019
ラブリースターラブリーがあんまりよくわからないまま終わった😇
— しむなみ (@naan_doon) November 9, 2019
王道のラブコメディかと思いきや、変にあれこれと付け加えすぎたやり過ぎ作品でした!
パク・シフ演じるフィリップのキャラクターは、そのキャラクターは皆んな大好きなオレ様主人公でしたし、トップスターがドタバタコメディを繰り広げる様もコミカルで楽しいものでした。ソン・ジヒョ演じるウルスンは、ドラマ「主君の太陽」や「彼女はキレイだった」、映画「恋は命がけ」的なキャラクターで、不幸なヒロインとそれを助けるイケメンセレブとのロマンスという内容はこれらと同様でした。
つまり、格差ロマンス×幽霊×運命の出会いというもので、そこに運命の入れ替えやファンタジー的要素が付け加えられた感じですかね。
しかし、これを悪く言えば一昔前に流行った設定で古くさく見えますし、良く言えば王道ですが悪く言えばありきたりすぎると感じました。
祈祷師による運命の入れ替えなんて韓国時代劇などで度々見かける設定ですし、そんな因縁の二人が再会して恋に落ちる流れもベタ。しかも、幼馴染に幽霊が見える存在までいたり、謎の白い服を着た女性や黒い影といったホラー要素もあったりと、この盛り込みすぎ具合に笑ってしまいました。
ロマンスにサスペンス/ホラーだけでなくコメディもかけ合わせたのは正解かもしれませんが、そこに運命というシリアスな要素が絡んでくるとコミカルさが邪魔に思えるなど、全体的にまとまりが無い印象が強かったです。ラブコメディとしてもホラーとしても突出していないので、お決まりの悪女による犯罪なども蛇足でしかありませんでした。
ラブコメディメインならそこそこ面白かったのに…。
まとめ:どこかで見たことあるような設定を一緒くたにしたかのような既視感強めのドラマ。
主人公二人のキャラクターや関係性は良かったものの、様々な要素が加わったことでラブコメディとしての面白さが損なわれることに。
ドラマ「彼女はキレイだった」のようなヒロインが徐々にキレイになっていく展開は、王道かつ皆んな大好きな要素ですが、本作の場合はキレイになるのがラストというのは勿体なさすぎる!
もちろん、キレイにならなくてもキャラクター的に魅力的であればいいのですが、それでもちょっと引っ張りすぎですよね…。
最後に
キャストの不祥事がドラマの評判につながることはよくありますが、撮影中の監督の発言が問題視されるというのは珍しいですよね。
問題発言を聞いたスタッフが新聞に投稿した、とのことでしたので本作の労働条件の悪さなどでスタッフたちの不満が根本的にあるのかもしれません。
制作発表を見ましたが、女優さんたちは他の人が発言しているときにカメラに向かってピースしていたり、雑談していたりして他の制作発表に比べて随分軽い印象を受けました
司会者も「何の雑談してたんですか?」などと時々ツッコミを入れていましたが、監督不在だったからでしょうか・・・?