チャン・ドンゴン×ソン・ジュンギ×キム・ジウォン×キム・オクビン共演!
豪華キャストと膨大な制作費をかけて韓国の古代人類史を描いた壮大なファンタジードラマ。
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
アスダル年代記キャスト一覧
Netflix全18話(各話80分前後)
平均視聴率:6.55%
最高視聴率:7.7%
放送年度2016年6月から韓国で放送
演出:キム・ウォンソク
「トキメキ☆成均館スキャンダル」
「ミセン~未生~」
「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」など
脚本:キム・ヨンヒョン&パク・サンヨン
「善徳女王」
「根の深い木」
「六龍が飛ぶ」など
【タゴン役】チャン・ドンゴン
セニョク族の天才的戦略家。アスダルの連盟長の息子。
【ウンソム役】ソン・ジュンギ
イグトゥ(人間とネアンタルとの混血)。呪われた子と呼ばれている。
【タニャ役】キム・ジウォン
ワハン族氏族長の娘。氏族の母の後継者。霊能力がある予言の子。
【テアラ役】キム・オクビン
ヘ族の族長の娘。欲望深き政治家。
【ムベク役】パク・ヘジュン
セニョク族の戦士。どこか冷めている。
【サヌン役】キム・ウィソン
タゴンの父。アスダルの連盟長。
【ミホル役】チョ・ソンハ
テアラの父。ヘ族の族長。
【アサ・ロン役】イ・ドギョン
アサ・ホンの父。フィンサン族の族長。神の言葉を伝える大祭官であり、アスダルで一番の権力者でもある。
【ヨルソン役】チョン・ソギョン
タニャの父。ワハン族の族長。
【チョソル役】キム・ホジョン
ワハン族の氏族の母。巫女(シャーマン)。
【アサ・ホン役】チュ・ジャヒョン
白山(フィンサン)族の族長の娘でウンソムの母。
【ラガズ役】ユテ・オ
ネアンタル。ウンソムの父。
本作はこれまでに「トッケビ」「応答せよシリーズ」「ミスターサンシャイン」などの高視聴率ドラマを生み出してきたケーブルテレビ局tvNが贈る壮大なファンタジードラマです。
韓国ドラマとしては珍しい
PART.1「予言の子供たち」
PART.2「覆される空、起きる地」
PART.3「アスタキサンチン、そのすべての伝説の序曲」
と3つのパートに分かれており、2から3の間には2ヶ月の放送期間の空きがあったりとかなり変則的なものでした。
主演はチャン・ドンゴンさんとソン・ジュンギさん。
二人は天才的な戦略家と人間とネアンタル(人外の存在)との間に生まれた混血児という役柄をそれぞれ演じます。
ソン・ジュンギさんは映画「軍艦島」以来3年ぶりの作品であり、結婚後初の作品いうことで注目されることになりました。
さらに、大ヒットドラマ「太陽の末裔」で共演していたキム・ジウォンさんも出演していることもあり、この二人の共演も話題です。
このドラマには多数の部族が登場しており、当然それらを演じる俳優さんたちも数多く出演しているんですが、上記以外にもパク・ビョンウン、シン・ジュファン、コ・ボギョル、コ・チャンソク、そして韓国でも活躍している女優兼モデルの唐田えりかさんなども出演しています。
この他にも特別出演作でBLACKPINKのジス、2PMニックンが登場したりと非常に豪華なキャスティングとなっています。
OSTの殆どはインストゥルメンタルなんですが、 Aileeの神秘的な楽曲「運命の詩」が、ドラマ中盤のエンディングシーンで流れています。
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アスダル年代記あらすじ
はるかはるか昔。
まだ国家も王もいなかった古代の大陸”アス”での物語。
そこには人間(アサム)の部族と、人間でない種族(ネアンタル)、そして存在が知られていない者たちが暮らしていました。
アスの中心地である“アスダル”には、
・軍事を司るセニョク族
・優れた技術力を持つヘ族
・祭事を司る白山(フィンサン)族
という3つの人間部族(農耕民族)
アスダルの北に位置し月の平原がある“アトゥラド”には、
・人間から恐れられているネアンタル(青い唇と青い血、獣のような身体能力を持つ狩猟民俗)
アスダルの南にある大黒壁と呼ばれる絶壁と涙の海で隔てられた“イアルク”の地には
・ワハン族という巫女(シャーマン)の一族
が暮らしていました。
人間とネアンタルは顔を合わせることなく暮らしていたのですが、人間がネアンタルたちが住む豊かな土地を欲し彼らと共存し国を作ることを提案します。
しかしネアンタルたちが提案を拒否したことでアスの地は戦乱の舞台となり・・・。
前もって登場人物や部族、その関係について知っておくと見やすくなります!
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アスダル年代記みどころ
本作は、古代大陸アスを舞台としたファンタジードラマです。
登場人物は多民族の人間たちに、人よりも優れた身体能力も持つネアンタル、そして自然と共に暮らす巫女の一族。
そんな様々なキャラクターたちによる民族間の争いや、国家の誕生目指す人間の欲望を描いたドラマで、通常の歴史ドラマとは違った魅力があります。
人間たちは知恵や団結力により自らの生活をより良くしようとし、ネアンタルや巫女の一族たちは自然からの恵みだけで暮らしています。
しかし人間たちは更なる発展と支配を望み、ネアンタルの土地やイアルクと呼ばれる未開の地をも支配しようとしていきます。
そんな中、人間とネアンタルの間に生まれイグトゥと呼ばれ嫌われていたウンソムが立ち上がります。
夢が特別な者しか見れない特殊能力という設定になっていたり、ネアンタルの血を受け継ぐウンソムは飛び抜けた身体能力や学習能力を備えていたりと超人的なキャラクターも登場します。
ファンタジー、アクション、アドベンチャー、ヒューマン、ラブストーリーなど様々な要素が盛り込まれたこれまでにない歴史ドラマです!
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アスダル年代記感想・評価
まず、本作はアメリカの大ヒットドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ(GOT)」のパクりであるとその類似性が色々と指摘されていましたが、そもそもGOTのようなファンタジーものは世界中に山ほどありますし、王座を巡っての権力争いというテーマも別にGOTが元祖でもなんでもなく昔から使われてきたものです。(確かに本作の衣装がGOTと似ていると思うところはありましたが)
「~版GOT」という触れ込みもある作品がブームになれば宣伝文句として使われるのはこれまでにも良くありましたし、現に中国でも「海上牧雲記」というドラマが中国版GOTと呼ばれています。
なので個人的にはその辺りはあまり気にしなくていいと思うんですが、では本作がなぜ韓国での視聴率がいまいちだったのかというのは気になります。
韓国でファンタジーものが近年流行ってはいますが、それは舞台は現代や時代劇でそこにファンタジー要素をプラスしているものがほとんどで、本作のように時代背景や人物が全て空想のものというのが少ないんです。
せめて原作がウェブマンガというのなら事前に情報があり分かりやすいのですが(ロード・オブ・ザ・リングやGOTも原作あり) 、本作はそういった原作がないためドラマ内で視聴者に1から理解してもらうしかないのですが、その辺がいまいち分かりにくかったのだろうと思います。
私としてはその辺を整理しながら見るのが楽しいと思いましたが、韓国ではそれが受け入れられなかったのかもしれませんね。
ドラマの舞台はいわゆる原始時代(古代)で、現在のような国もなく王もいなかった時代。いわゆる人間(ホモサピエンス)とネアンデルタール人が共存していた頃の時代をモチーフにしたのでしょう。
ですが、そこが視聴者にとって興味を引かれなかったり、朝鮮時代のドラマのと比べ派手さがなかったりといった問題点もあり、更にはかなりの制作費(約540億ウォンと言われています)がかかっているわりにはCGがいまいちだったりといった不満もあったようですが、どれも似たり寄ったりの韓国時代劇に飽きていた私からすれば本作は新鮮に感じました。
確かにGOTなどと比べると粗が目立ちますし、原始時代の割にキャラクターの見た目が小綺麗過ぎたり(もっと髭を生やしたりや汚れメイクすべき)、時代とそぐわない物などがあったり、ネアンタルの青い血が明らかにペンキっぽかったりといった突っ込みどころも多く、しかも人間のほとんどが悪人(強欲)に見え、怪物的なネアンタルの方が可愛そうな立場なので、その辺は見ていてどうにもスッキリしません。
世界観についてある程度分かると楽しめるのですが、第1話などは説明もなく展開が早すぎるので難しく感じます。しかし、ストーリーが進むごとに面白くなっていくので根気強く見て欲しいです!
他の類似作品と比べると粗は目立ちますが、韓国ドラマとしては唯一無二の作品と言えます。
最後に
本作の最終回では、主要キャラがそれぞれに地位を確立し一旦区切りをつけました。
さぁ、この先どうなるのか!?というところで終わっていますので、当然続きを期待する終わり方になっているんです。
制作陣は2023年上半期に配信予定!
この続きが早めにみたいですね!