イ・ミンホ時代劇初挑戦!
現代からやって来た医師と高麗時代の武士との時空を越えた出逢いを描いたファンタジー・ロマンス史劇。
キャスト、あらすじ、感想、見どころをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
シンイ信義(神医)キャスト・視聴率
原題:神医
全24話
U-NEXT全24話
平均視聴率:11.4%
最高視聴率:13.4%
放送年度2012年8月から韓国で放送
演出:キム・ジョンハク
脚本:ソン・ジナ
武術監督:ヤン・ギリョン
【チェ・ヨン(崔瑩)役】イ・ミンホ
高麗時代の武士
【ユ・ウンス役】キム・ヒソン
現代から高麗時代に連れてこられる整形外科医
【キ・チョル(徳成府院君)役】ユ・オソン
【チャン・ビン役】イ・フィリップ
【千音子(チョヌムジャ)役】ソンフン
【火手引(ファスイン)役】シン・ウンジョン
【恭愍(コンミン)王役】リュ・ドクファン
【魯国(ノグク)公主役】パク・セヨン
【チョ・イルシン(趙日新)役】イ・ビョンジュン
【ペ・チュンソク役】ペク・クァンドゥ
【オ・デマン役】キム・ジョンムン
【トルベ役】カン・チャンムク
【トクマン役】ユン・ギュンサン
【徳興君役】パク・ユンジェ
本作は韓国ドラマ史に名を残す豪華スタッフによる作品です。
演出のキム・ジョンハク氏は『太王四神記』や『砂時計』などの大ヒット作を手掛けてきた方。本作が遺作でもあります。
本作でキム・ヒソンは結婚・出産を経て6年ぶりの女優復帰となりました。
OST
時代劇の音楽といえば伝統楽器などを使った音楽のイメージがあるかもしれませんが、本作はファンタジーやロマンスに合った楽曲が多く使われています。
「Ali(アリ)/Carry on」をはじめ、「チャン・ヘジン、MC Sniper/悪い人」や、「One Piece/君だから」などがあります。
シンイ信義(神医)あらすじ
時は1351年の高麗。
即位したばかりの若き王恭愍(コンミン)一行は、
元から帰国する途中で刺客に襲われ王妃が怪我を負ってしまいます。
王の護衛をしていた近衛隊の隊長チェ・ヨンは、伝説の“神医(シンイ)”でなければ王妃の命は救えないと聞かされ、神医が住むという天界へ行くため天に通じるという門に飛び込み660年後のソウルにたどり着きます。
そこでヨンは整形外科医のユ・ウンスと出会い、彼女こそが神医だと勘違いし強引に高麗の時代へと連れて行き・・・。
かなりマンガチックなお話なので、堅苦しい時代劇が苦手な人でも楽しめます。
シンイ信義(神医)みどころ
本作は豪華スタッフとキャストによって作り上げられたファンタジー・ロマンス史劇です。
タイムスリップものであり、韓国時代劇ならではの宮廷内での対立や、複雑な人間模様もありつつ、主人公ヨンとヒロイン・ウンスとの時代を越えたロマンスがみどころとなります。
多くの時代劇の舞台となる朝鮮王朝とは違った高麗の世界観や衣装も新鮮ですし、ファンタジーやロマンス以外にも、推理ドラマやアクションなども盛り込み、エンターテイメント性の高いドラマになっています。
キャラクター設定もユニークですし、コミカルな要素も盛り込まれているので見やすくなっています。
そしてアクションにおいては、光る剣を用いた殺陣シーンなど名シーンが満載です!
シンイ信義(神医)感想と評価・評判
当時、その設定が『Dr.JIN』(日本のマンガ、ドラマ『JIN仁』をリメイクしたドラマ)と酷似していることから論争も起きたようですが、今だとタイムスリップもの自体も多くなり、”過去から現代へ、現代の医師が過去へ”などの設定がある作品も『医心伝心~脈あり!恋あり?』などがあったりと物珍しくなくなっています。
そもそも『Dr.JIN』は歴史ドラマやタイムスリップものという以前に、軸となるのは医療ドラマなんですが、本作はロマンスやアクション要素が強く、作品のテイストがかなり異なります。
こういったことは、ドラマ、映画、小説やマンガなどでもよくあることなので、上記の事柄を気にして見ていなかった人はあまり気にしなくてもいいと思います。
その他にも出演料に関するゴタゴタや監督が亡くなったりと問題が多く、スタッフやキャストの豪華さに比べてヒットしなかったという印象だったんですが、そういうことを気にせずに見ればありきたりな韓国時代劇よりも私は面白いと思いました。
個人的には、ファンタジーと時代劇、そしてアクションにロマンスが合わさった作品だと『九家の書~千年に一度の恋~』が大好きなんですが、本作も韓国の歴史について知らなくても楽しめるエンターテイメント作品で、韓国よりも日本での人気の方が高いのも納得がいきます。
高麗という時代のせいか、この作品の世界観のせいかはわかりませんが、主演のイ・ミンホの濃い顔がキャラクターに合っていて、髪型や鎧姿もピッタリだと思いました。
それは他のキャラクターも同様で、皆同じ様な格好をした朝鮮王朝の韓国時代劇よりも、作品の世界に入りやすかった印象です。
(しかし高麗時代に現代の警察用の盾を持ち込んだのは幼稚に見えましたが・・・)
ただ、ヒロインの最初の頃のうるさいキャラクターや赤毛の髪色は苦手でしたし、そもそも医師としての貫禄もない迷惑キャラにしか見えなかったんです。
原題が『神医』というタイトルなのに、医師としての活躍を見せないのには納得がいかなく、これがかなりのマイナス要因ですね!
まとめ:主人公はかっこ良く、エンターテイメント作品としても面白いのですが、ヒロインのキャラクターが好きになれず、これがかなりマイナス評価となりました。
最後に
このドラマはイ・ミンホが好きならおもしろく見れる作品だと思うんですが、私としては女優の好みで見ているのでそこまでの評価ではありませんでした。
そもそも原題が『神医』なのに、ヒロインが医師として活躍しない!
確かに主人公はヒロインのことを神医だと勘違いして、強引に高麗時代に連れていったんですが、それにしてもヒロインは医師として残念で(たとえ美容整形外科医とはいえ)、そこが気になってしまい最後までヒロインを好きになれませんでした。
これなら、医師だと思って連れ帰ったらただの看護士だったとかの方が納得いったかもしれません。