秘密【韓国ドラマ】はチソン×ファン・ジョンウム×ペ・スビン×イ・ダヒ共演で贈る、愛と復讐の正統派メロドラマ!
キャスト、あらすじ、感想、みどころをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
秘密【韓国ドラマ】 キャスト・視聴率
全16話
平均視聴率:13.7%
最高視聴率:18.9%
放送年度2013年9月から韓国で放送
演出:イ・ウンボク/ペク・サンフン
脚本:ユ・ボラ
【チョ・ミニョク役】チソン
【カン・ユジョン役】ファン・ジョンウム
【アン・ドフン役】ペ・スビン
【シン・セヨン役】イ・ダヒ
【チョ会長(チョ・ハニル)役】イ・ドクファ
【ホン女史(ホン・インジュ)役】チョ・ミリョン
【チョ・ミンジュ役】ソン・ミンギョン
【チェ・グァンミン役】イ・スンジュン
【カン・ウチョル役】カン・ナムギル
【アン・イナン役】カン・シニル
【パク・ゲオク役】ヤン・ヒギョン
【ソ・ジヒ役】ヤン・ジンソン
『太陽の末裔』のイ・ウンボク&ペク・サンフン演出(イ・ウンボクは『トッケビ』も手掛けています)、『ただ愛する仲』のユ・ボラ脚本による作品。
本作の視聴率は初回は5.3%というものでしたが、最終回には18.9%と3倍以上に跳ね上がった作品です!
そして2013年のKBS演技大賞においてもチソンとファン・ジョンウムの二人が最優秀演技賞とベストカップル賞を受賞したのをはじめ、合計7冠に輝くことになりました。
主演の二人はのちにドラマ『キルミー・ヒールミー』でも共演しており、そこでも相性の良さを発揮しています。
秘密【韓国ドラマ】 あらすじ
ホテルグループの御曹司であるチョ・ミニョク(チソン)は、恋人ジヒ(ヤンジンソン)との仲を父親に引き裂かれ、国会議員の娘であるシン・セヨン(イダヒ)との政略結婚を持ち掛けられていました。
ミニョクとセヨンは幼馴染みで、セヨンは政略結婚に対しても割り切っているようでしたが、実はミニョクの事を深く愛していました。
一方、製菓店の娘カン・ユジョン(ファンジョンウム)は、恋人である司法試験浪人生のアン・ドフン(ペスビン)を7年に渡って支えてきました。
そのかいもあってドフンは見事司法試験に合格し、検察官となります。
そしてドフンはユジョンにプロポーズするのですが、その夜ジヒをひき逃げし死なせてしまいます。
そんな事は知らないユジョンはドフンの為にと車を修理に出すのですが、その事からユジョンはひき逃げ容疑者と見なされてしまい・・・。
最愛の恋人ジヒを失ったミニョクはユジョンへの復讐を誓うのでした。
秘密【韓国ドラマ】 みどころ
相手を愛してしまうという愛と復讐のラブロマンスです。
復讐のドラマでありながらもラブラインの占める割合が大きいのも特徴ですし、財閥の御曹司が悪事を働くのではなく、登場人物それぞれがちょっとした行動を起こさなかったせいで皆が不幸になってしまったという流れの作品です。
彼のためを思って身代わりとなり、そのせいで悪人へと変わってしまうのを防げなかった女、権力と野望のために長年彼を支え続けた彼女を捨てた男、深い愛が憎しみへと変わってしまった女、愛する人を殺した犯人に近づくもその犯人を愛してしまった男、政略結婚の為に女を追い詰めた者たち、そして罪に気付いていたのに見て見ぬふりをしていた親たちなど、タイトルからも分かるように色んな人物が秘密を持っていて、その積み重ねによって不幸の連鎖が起きてしまいます。
ミニョクとユジョンとの関係はどうなるのか、そして真犯人に罪を償わせることが出来るのかに注目です!
秘密【韓国ドラマ】感想と評価・評判
本作は韓国の復讐のドラマにしては、組織的な犯罪だったり権力の腐敗を描いたというものではありません。
その分、一人一人のちょっとした気の迷いや過った行動によって犯罪が起きてしまうというのがリアルに感じられました。
ドフンのしたことは決して許されるものではないのですが、周りにそれを諭したり本当に彼のためを思っていたことや行動をする人が居なかったのには同情するところも。
このドラマは傍観者の罪深さや、愛の裏表が描かれていて、自分のちょっとした行動によって人が幸せにも不幸にもなるということを分かっていない人が多かったように思います。
これまでの復讐ドラマは、あり得ない展開や設定が気になって物語に入り込めない!なんてものも多かったのですが、本作は事件としては地味な感じですが細かいところまでキッチリとした作品でした。
財閥や政治家などが登場するは韓国ドラマお決まりのものですが、メロドラマとしては他の作品よりは大人し目ですし、メインキャストの演技力にも引き込まれました。
ただ、やはり始まりから数話は徹底的に重苦しい展開で、特にユジョンの不幸の連鎖は酷く、この見ていて辛い展開が何話も続くんです。
その後、主人公の感情が復讐から愛へとシフトしていくと面白くなってくるんですが、そこまで我慢しなければならないというのはどうも苦手です。
何作かこのパターンを見ていると、「またかぁ」と見る気が失せてしまうんですよね。
まあこれは、沢山ドラマを見ていると人の感想ですが、我慢するのが当然という流れは考え直してほしいですね!
最終回の展開は賛否両論あるようですが、個人的には正解だと思います。
ドフンのしたことは何を言われても許せませんでしたが、ちゃんと罪を償わせているのは納得です。
ただ、色々あった二人がこれまでの辛いことを思い出させる相手と本当に幸せになれるのかは疑問で、二人のラブラブなシーンにもそこまで引き込まれませんでした。
まぁ、当事者じゃないとどんな気持ちかなんて分かりませんけどね。
まとめ:重い展開の好き嫌いはありますが、サスペンスとしてもラブロマンスとしても見応え十分な作品でした!
キャラクター設定もちゃんとしていて、この手のドラマにありがちな突っ込みどころもなく、出演者たちの演技力にも引き込まれました。
最後に
基本的にはこの手のドラマは苦手なジャンルなのですが、それは登場人物の行動に突っ込みどころが多かったり、あり得ない設定や展開の為にストーリーに入り込めないからです。
しかし、本作の場合は悪人であってもその行動がちゃんと考えられていて、何故悪事に走ったのかも理解出来る部分もあったから苦手でも見ることが出来ました。
全てが完璧とは言えないですし、個人的には主人公の二人が再共演した『キルミー・ヒールミー』の方が大好きですなんですが、韓国の復讐ドラマの中ではかなりの良作だと思いますよ!