イ・ドンゴン×イ・ユリ共演で贈る、笑って泣ける家族のドラマ!
キャスト、あらすじ、感想、みどころなどを紹介します!
(トップ画像https://entertain.naver.comより)
パパはスーパースター!? キャスト
原題:スーパーダディ・ヨル
全16話
平均視聴率:1.4%
最高視聴率:1.9%
放送年度2015年3月から韓国で放送(ケーブルテレビtvN )
演出:ソン・ヒョヌク
脚本:キム・ギョンセ
【ハン・ヨル役】イ・ドンゴン
【チャ・ミレ役】イ・ユリ
【チャ・サラン役】イ・レ(子役)
【シン・ウヒョク役】ソ・ジュニョン
【ファン・ジヘ役】ソ・イェジ
【シク・サンへ役】チェ・デチョル
【リュ・ヒョヌ役】チェ・ミンソン
【ハン・マノ役】カン・ナムギル
【ファン・ジウ役】キム・ミギョン
本作は『内省的なボス』や『ピョン・ヒョクの恋』を手掛けたソン・ヒョヌク演出家によるウェブマンガを原作にした作品です。
OST情報
本作のOSTは、オープン曲の「あなたのせいで / Spica」をはじめ、2AMのチャンミンによる「蜃気楼」、「チョン・ドンハ/Yolo Man」、「痛い痛い / イム・ジョンヒ」、「雨とあなた / MIIII」などが作品を盛り上げてくれます。
パパはスーパースター!? あらすじ
元プロ投手のハン・ヨル(イドンゴン)は、現在はプロ野球チーム「シヌフェニックス」のリハビリコーチとして働いています。
能力は高いものの短気で偏屈な性格もあり、同僚や父親とも度々衝突していました。
年齢的には結婚して子供がいてもおかしくないのですが、現役引退間際の10年前に当時の恋人ミレ(イユリ)にフラれたことが原因で、更に偏屈な独身主義者へとなっていたのです。
一方のミレは、医者として働きならが小学生の娘サランと親子二人で暮らしていました。
父親が居ないことで、サランに寂しい思いをさせることもありましたが、医者としては女性初の部長になったり、更なる出世も期待されていました。
しかし、そんなミレがある日、余命宣告を受けたことから一人残される娘の心配するようになります。
そこでミレはサランの為にも”パパ”を作ることにするのですが、パパ候補として挙がったのは元恋人のヨルでした。
10年ぶりに再会したミレにいきなりプロポーズされたヨルは激怒するのですが・・・。
パパはスーパースター!? みどころ
本作は、余命宣告をされてしまったミレが、娘の為に元彼のヨルをパパにしようとするドラマです。
10年前にミレと別れ、野球選手としても引退してしまったヨルは、偏屈なダメ男になってしまっているんですが、そんなヨルをミレは成長させようと奮闘していきます。
ミレと別れた後もずっと独身だったヨルは、10年ぶりに再会したミレから突然プロポーズされ激怒するのですが、実のところミレのことをずっと引きずっていたヨルは彼女への想いが再燃することに!
しかし、ヨルは何かと問題の多い人物で、このままでは安心してサランの事を任せられないと考えたミレは、ヨルのことをまともな大人へと変えていこうとします。
ところが、ヨルはチーム内での立場や父親との折りあいも悪く、更にあちこちで敵を作る始末で、ミレの計画はそう易々とはいきません。
しかも、二人に想いを寄せるライバルがいたり、サランもヨルに負けず劣らずの問題児だったりと、前途は多難なのでした。
果たしてミレは残された時間の中でヨルを成長させ、三人は家族になることが出来るのでしょうか!?
パパはスーパースター!? 感想と評価・評判
本作は、ヒロインが亡くなってしまうことが前提としてある作品でありながらも、暗くなり過ぎず実に明るくてコミカルかつハートフルな作品でした。
ストーリー的には、主人公の成長と家族の形成を描くホームドラマとしては王道の作品なんですが、ヒロインの死を悲劇としてだけで描かず、残された時間を有効に使い、子供や愛する人に対して想いを残していく過程が描かれていて大いに泣かされました!
主人公のヨルは最初は本当に厄介な人物で、こんなヤツに子供を任せていいのか?と疑問に思ったんですが、ミレの努力のかいもあって徐々に成長していくのが見ていて嬉しかったです。
ヒロインの設定だけ見ると普通はメロドラマになるところですが、本作ではラブコメに仕上げているのがポイントで、実に楽しく見ることが出来ました。
ただ、物語の流れは文句はなくても色々と設定に疑問も多く、二人とも30代そこそこにしてヨルはキャリアのあるコーチだったり(20代半ばで引退?)、ミレに至っては教授の上に部長だったりと、そんなに若くてその地位につけるの!?というのも気になりました。
まぁ、仕事の役職についてはどの韓国ドラマを見ても疑問に思うことが殆どなので仕方がないのかもしれませんけど・・・。
そして野球ドラマとしての設定は更に気になることが多く、野球選手も人間なのでドラマチックなことが起きるのは理解できるとしても、試合の場面や選手の起用方などを見ると現実的にありえないことも多く、野球ファンからすると突っ込みどころ満載でした。
こういうスポーツを題材にしているものは、アニメだと空想の話だと割り切って見れるんですけど、実写となるとやはり粗捜しをしてしまってダメですね。
原作がウェブマンガらしいので、そう考えると現実的ではない設定も仕方ないのかもしれません。
まとめ:主人公の成長や家族の形成を描いたドラマとして良作で、過激な悪役が登場しないのも好みだったのですが、現実的ではない設定が気になったのは残念でした。
最後に
韓国ドラマを沢山見ていると、日本と比べ学園ドラマやスポ根ものが凄く少ないのに驚かされます。
どちらのジャンルでも共通するのは、主人公ないし登場人物たちの成長を描いているということです。
もちろん他のジャンルでも成長は描けるわけですが、見ていて成長が分かりやすいのがスポ根ものだと思います!
では何故、韓国ではこのジャンルの作品が少ないのでしようか?
特にスポ根ものは殆ど見られず、主人公がスポーツ選手だったりそのスポーツをしていても、メインは恋愛だったりしますよね。
結果としては優勝したりするんですが、本筋はそっちではないので見ていて肩透かしを食うこともあります。
本作も家族のドラマとしてはいい話なんですが、スポ根ドラマとしては期待外れでしたね。