ソン・ユナ×イ・ドンウク共演による、有名な怪談「アラン伝説」を基にしたサスペンス・ホラー作品。
キャスト、あらすじ、感想、みどころなどをまとめました。
(トップ画像https://news.naver.comより)
アラン阿娘【韓国映画】キャスト一覧
原題:ARANG/阿娘
2006年6月28日韓国で公開(日本では2010年8月28日公開)
上映時間:97分
観客動員数:100万人突破
監督:アン・サンフン
脚本:アン・サンフン/シン・ユンギョン/イ・ジョンソプ/ジョン・ソンジュ
【刑事ミン・ソヨン役】ソン・ユナ
【新米刑事イ・ヒョンギ役】イ・ドンウク
【内科医キム・ドンミン役】イ・ジョンス
【キム・ミンジョン役】キム・ヘイン
本作は『悪い男』の製作や『ブラインド』などの監督として知られたアン・サンフンさんの監督デビュー作であり、『僕らのバレエ教室』『うつせみ』のイ・ジョンソプ脚本による作品。
本作は韓国に古くから伝わる怪談「アラン伝説」をモチーフにした作品で、本作以外にもドラマ『アラン使道伝』が同じ題材をテーマにしています。
この映画ではインターネットを用いた現代的な要素を取り入れることで新たな恐怖を産み出しています。
主演は『ホテリアー』や『オンエアー』といった作品で日本の韓流ファンにも広く知られたソン・ユナさんです。
ドラマ『THE K2』では強烈な悪役を演じ、ヒロインを越える注目を集めました。
夫は名優ソル・ギョングさん。
本作が映画デビュー作となるイ・ドンウクさんは、ドラマ『マイガール』『女の香り』『天命』などの代表作があり、近年は『トッケビ』での死神役として知られています。
この他にも、ドラマ『イ・サン』や映画『最強ロマンス』などの代表作を持つイ・ジョンスさんに、ミスコリア出身でドラマ『イニョン王妃の男』や映画『テロ、ライブ』のキム・ヘインさんや、『ジャイアント』や『グッド・ドクター』をはじめ数々の代表作を持つチュ・サンウクさん、『ああ、私の幽霊さま』『むやみに切なく』『ハベクの新婦』と近年目覚ましい活躍を見せるイム・ジュファンさんなども出演しています。
更には冒頭に、2009年カンヌ国際映画祭でパルムドールを取ることになる『渇き』のヒロイン、キム・オクビンさんが女子高生役として登場していますのでご注目あれ!
アラン阿娘【イドンウク韓国映画】 あらすじ
刑事のソヨン(ソンユナ)は停職処分から復帰したばかりで、新米刑事のヒョンギ(イドンウク)とコンビを組むことになります。
二人はさっそく男性変死事件の捜査をすることになるのですが、捜査を開始してすぐに新たなる犠牲者が出てしまいます。
その犠牲者はなんと最初の被害者の友人二人で、しかも最初と同じような変死体として発見されたのです。
捜査をしていくうちに、被害者たちのパソコンに同じホームページが表示されていることに気付きます。
それはミンジョン(キムへイン)という女性を紹介したホームページで、ソヨンとヒョンギはミンジョンの消息を辿っていくことにするのですが、
容疑者の一人に数えられていた被害者たちの友人の医師ドンミン(イジョンス)も殺されてしまい・・・。
幽霊が登場するホラー映画でありながら犯罪サスペンス要素が強く、ホラーが苦手な人でも見れる作品となっています!
アラン阿娘【韓国映画】みどころ
本作は、韓国で2006年に公開され100万人を超える観客動員数を記録したホラー・サスペンス映画です。
本作の基となっているのは韓国で有名な怪談「アラン伝説」で、それに現代的なアレンジがされてサスペンス作品としての生まれ変わりました。
主演のソン・ユナさんは韓流ブーム初期より活躍される女優さんで、本作ではこれまでのイメージとは違ったクールな女性刑事を演じています。
そして後追いで見る人は、ドラマ『トッケビ』の大ヒットで人気爆発中のイ・ドンウクさんが目的かもしれません。
けれど、この二人以外にもブレイク前のチュ・サンウクさんやイム・ジュファンさんといった人気俳優も出演しているため、そちらからも目が離せません!
ストーリーとしては殺人事件を捜査していくうちに、被害者たちとある女性の接点に気付き女性の消息を辿っていくと・・・というもの。
元の怪談が、無念のうちに亡くなった女性が自分を殺した犯人を捕まえてくれと幽霊となって現れる話なので、本作も基本はそれを主軸にしています。
謎解き映画とホラーがミックスされた作品ですが、思ったほど怖くはないのでサスペンス好きの方におすすめしたい作品と言えます!
アラン阿娘【韓国映画】感想と評価・評判
今見るとキャスティングは豪華ですね!
ただ肝心の内容はよくあるサスペンスもので、女性を殺した犯人たちがのうのうと生きていて、謎の変死体として見つかる男たちがその犯人であるというもの。
そこに殺された女性の幽霊が現れるというのがネックになってくるんですが、それが無ければサスペンスドラマなどで良く見るエピソードなんですよね。
これは韓国で実際によくある事件なんでしょうが、やっぱりありきたりなんです!
そして、ホラーとして見ても全然怖くなく、幽霊が登場しなくても作品として成立してしまうほどホラー要素が弱いというのはかなりのマイナスポイント。
幽霊の怖さよりも、そんな凶悪事件を起こしておいて普通に暮らしてる犯人たちの方が断然怖いですよね。
そんなにサスペンスドラマを見ない人であれば十分楽しめるレベルの作品なんですが、サスペンス好きからするとよくあるパターンの作品といったところでしょうか。
そして、イケメン俳優目的で気軽に見ると、韓国映画ならではのリアルなシーンに引いてしまうかもしれないのでご注意を!
最後に
相変わらず韓国で描かれる犯罪はエグいですよね。ナイフや凶器なんかには無駄にモザイクが入ったりするのに、変なとこにはこだわって妙にリアルだったりする。
私はホラー映画は苦手なんですが、犯罪映画で人がいくら死んでも怖くは無いんです。
しかし、韓国映画で時折見掛けるやけに生々しいところは苦手ですね。