チ・チャンウク×シム・ウンギョン共演によるサスペンスアクション。
冤罪によって刑務所に入れられた男がオンラインゲーム仲間の手を借りて犯罪の真相に迫る!
キャスト、あらすじ、感想やみどころをまとめました。
(トップ画像https://entertain.naver.comより)
操作された都市【韓国映画】キャスト一覧
原題:捏造された都市
2017年2月9日韓国で公開(日本では2018年1月20日公開)
上映時間:127分
観客動員数:約250万人
監督:パク・クァンヒョン
脚本:パク・クァンヒョン/オ・サンホ
【クォン・ユ役】チ・チャンウク
【爆破少佐役】アン・ジェホン
【ヨウル役】シム・ウンギョン
【龍の使い役】キム・ミンギョ
【余白の美役】キム・ギチョン
【ミ・チョンサン役】オ・ジョンセ
【マ・ドクス役】キム・サンホ
2005年の大ヒット映画『トンマッコルへようこそ』の監督と、JYJジェジュン主演作『コードネーム:ジャッカル』の脚本家によるタッグ作品。
大ヒットドラマ『奇皇后』や『ヒーラー~最高の恋人~』などで知られるチ・チャンウクさんの初主演映画であり、本作でもお得意のアクションを披露しています。
操作された都市【韓国映画】あらすじ
ゲーマーとして優秀なクォンは元テコンドーの国家代表選手でしたが、今はうだつの上がらない日々を過ごしていました。
そんなクォンはある日、殺人の濡れ衣を着せられ刑務所に入れられることとなります。
刑務所では顔役のドクスに睨まれ痛め付けられるものの、母からの証人発見の一報に期待を抱くようになるのですが・・・。
なんとか刑務所から出たクォンは、これまで会ったこともなかったゲーム仲間の助けもあり黒幕の存在に気付きます。
そして、個性的な特技を持った仲間と共に事件の実態を暴くため奮闘していきます。
しかし、クォンを狙う悪人たちや巨大な権力を持った黒幕の存在もあり、仲間は窮地に陥れられることに!
果たして、ゲーマーたちに勝機はあるのてましょうか?
操作された都市【韓国映画】みどころ
本作はこれまでに数々のヒットドラマに出演してきたチ・チャンウクさんによる初主演映画です。
ドラマにおいては『ヒーラー』や『K2』といった作品で本格的なアクションを見せていましたが、本作でも銃撃シーンをはじめ格闘シーンやカーチェイスなども見せてくれています。
内容はサスペンスとして重厚な作品で、テンポの良さもあり素晴らしいアクションエンターテイメントとなっているんです。
主人公の無実を晴らすサスペンス作品なんだと思いきや、ストーリーが進むにつれ犯罪ドラマやカーアクション、スパイアクションにミステリー要素も加わり目まぐるしい展開となります。
主人公も最初情けない男といった印象だったのが、徐々に成長していき元テコンドーの国家代表だったという真価を発揮していくことになるんです。
それによってチ・チャンウクさんのかっこ良さも披露されることとなり、真の主人公として目が離せなくなります。
どう見ても肉体派ではない仲間と共に巨悪に挑んでいく展開には興奮すること間違いなしです!
「操作された都市」興行収入は?
「操作された都市」は公開するや1位を独走し、4日で動員数100万人を突破しました。
しかし「再審」が公開されるや2位に落ち、総動員数は250万人で幕を閉じました。
損益分岐点は300万人でしたが、その後のVOD販売などで赤字になることはなかったようです。
累積売上高は20,048,563,787ウォン(約20億円)でした。( ~ 2017/03/09基準)
操作された都市【韓国映画】感想と評価・評判
これは予想以上に面白い作品でした!
冒頭のゲームの実写化展開から、近年のアニメや映画、ドラマでも扱われるようになった”オンラインゲーム”をテーマとした作品なのかと思っていたんですが、そこから一転して犯罪ドラマになります。
本作の面白さは、その展開の目まぐるしさとテンポの良さにあります。
冒頭の30分でゲーム実写化、主人公の逮捕、収監、刑務所内での争い、そして脱獄までが実にスピーディーに描かれています。
その後の展開も非常にテンポがいいため、細かい突っ込みどころがあったとしても気にせず流れを楽しむことが出来るんです!
作品的にはマンガの実写化なのか?と思うほどにご都合主義なシーンも見られるんですが、それを面白く見せれるのが優れたエンターテイメント作品なんですね。
一番のみどころは、アウディの大型エンジンを積み替えた小型のフィアットでのカーチェイス!
それは『ワイルドスピード』や『ミニミニ大作戦』のような本格的なものなんですが、それでいてサスペンス作品でありながらコミカルなシーンが多いのも特徴です。
韓国のサスペンスやアクションはシリアス寄りなものが圧倒的に多いのですが、本作は全体的にバランスがよく、そういう点から見るとハリウッド的と言えるかもしれません。
犯罪の詳細やアクションなどに多少のエグさも。
しかし思ったほどシリアスでなくコミカルさやオタクっぽさもあり非常に楽しいものになっていました。
ラストには悪人がざまぁ見ろな展開になるのは嬉しく、更なる悪人の存在を匂わせて終わるのもニヤリとしてしまいました。
最後に
この作品は、タイトルから想像するとB級サスペンスといったイメージだったんですが、ふたを開けてみると想像以上の面白さにビックリしました。
同時期の公開作品が強かったのか、このクオリティーで動員数250万人は少ないように思いますね。