悪魔を見た【イビョンホン映画】キャスト・あらすじ・感想!実話なの?

イ・ビョンホンとチェ・ミンシクという韓国を代表するスターが共演したR-18指定のクライムサスペンス!

R-18指定ながらも観客動員数180万人を超えたヒット作です。

タイトルの「悪魔」とは指すのでしょうか?

キャスト・あらすじ・感想・見どころをまとめました。

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目次

悪魔を見た【イビョンホン映画】キャスト一覧

原題:I Saw The Devil

2010年8月12日韓国で公開(日本では2011年2月26日公開)

上映時間:144分

観客動員数:約180万人

監督:キム・ジウン

脚本:パク・フンジョン

【スヒョン役】イ・ビョンホン

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【ギョンチョル役】チェ・ミンシク

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【ジュヨン役】オ・サナ

【チャン刑事役】チョン・グクァン

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【セジョン役】キム・インソ

本作はR-18指定作品にして観客動員数180万人超えのヒット作となった作品です。

OST情報

本作の音楽は、メインテーマ曲「I Saw the Devil」は壮大なオーケストラで主人公の感情をうまく表し、「恋したい」も印象的なシーンで使われています。

それ以外のスコアも美しい曲が多く、これらの切なくて悲しい曲があるお陰で凄惨な映像が中和されているのかも。逆に怖さが増す、といった見方も出来ますが。

悪魔を見た【イビョンホン映画】あらすじ

とある雪の降る夜道で一人の女性が姿を消した。ほどなくして、その女性は無惨な姿で発見されることになります。

その女性ジュヨン(オ・サナ)と婚約したばかりであった国家情報院のスヒョン(イビョンホン)は、深い悲しみに襲われることになります。

そして、自らの手で犯人に復讐することを誓うのです。

スヒョンは、ギョンチョル(チェミンシク)という男が犯人であることを突き止め、悪魔のようなギョンチョルに想像を絶する程の復讐劇を仕掛けるのでした。

きむとま
R-18指定作品の中でもかなりエグい部類に入るので、苦手な人は避けた方がいいです!精神的に参ってしまう部類のスリラー作品です。

悪魔を見た【イビョンホン映画】は実話なの?

似たような事件が韓国では実際に起こっているのでそれらをベースにした作品と思われがちですが、特に何かをモチーフにしたとかベースにしたとは明言されていません。

悪魔を見た【イビョンホン映画】みどころ

この作品はR-18指定であり、作品の内容が女性を惨殺する殺人鬼が出てくるものだけあって、かなり過激なシーンが度々出てきます。

ホラー映画とは違い、本作は精神的に参ってしまう類いのスリラー作品であるので、その手の作品が苦手な人は避けた方がいいでしょう。

サスペンス作品が好きな人も見るのに覚悟がいるかもしれませんので、その点はご注意下さい。

上記の点を踏まえた上でみどころとなるのは、やはり殺人鬼ギョンチョルの凄惨なやり口と、そのギョンチョルに思いもよらぬ手で復讐しようとするスヒョンの恐ろしさです。

スヒョンは国家情報院の捜査官という立場にありながら、自ら手を下してまで本人に復讐しようとするのは、どれだけジュヨンがひどい有り様であったのか。

そしてタイトルにもある「悪魔」とは、ギョンチョルを指すものなのか、それとも復讐の鬼と化したスヒョンを指すものなのか、その点にも注目です!!

悪魔を見た【イビョンホン映画】感想と評価・評判

個人的好みで言えば嫌いなタイプの作品ではなかったです。

『殺人の追憶』『オールドボーイ』『チェイサー』など、見終わっても救われた気にもなれず、怒りのやり場に困ったり、胸の中にモヤモヤとしたものが残る、そういった作品の部類に入るのが本作なので凄く気になっていたんですが、残念ながらそれら程の完成度は無かったように思います。

好みもあるとは思いますが基本的にやり過ぎなんですよね!

殺害シーンもそこまですべて見せなければならなかったのか疑問に思いますし、復讐シーンも明らかに過剰過ぎるんです。

何度も何度もキャッチ&リリースし過ぎ!と途中から萎えてしまいました。

ギョンチョルがこれまでに犯してきたであろう数々の罪の割には、罰がヌル過ぎるというのも気に入りません。

警察がダメダメなのは韓国映画あるあるですが、あまりにも悪人ばかり出てくるのも見ていて気分が悪くなりましたね。

あっさりと指名手配の犯人が見つかったり、そこまで傷を負わされて動けるのかなど、突っ込みどころも多い作品で、エンターテインメントとしてみれば面白いんですが、サスペンスとしてみるとリアリティが無さ過ぎる。

犯人ギョンチョルの背景が薄いのも残念なところですね。

度が過ぎたがゆえに逆に笑ってしまう、というのが狙いなのか誤算なのかは分かりませんが、全体的に長いので見ていて疲れるのは確か。

まとめ:細かいことは気にせずにエンターテインメント映画としてみると主人公のぶっ飛んだ行動に笑わされますが、婚約者を殺された主人公の気持ちを描いた作品として見れば演出が過剰過ぎだし、正直復讐したとは言えないように思います。

最後に

好みがハッキリと分かれる作品ですね!

設定は面白い作品なので俳優たちは楽しんで演じていたのかもしれませんが、復讐劇としてのエンタメで行くのか、それとも過激なシーンは抑えて主人公の心情を丁寧に描くのかのどっちかに振り切って欲しかったですかね。

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