インサイダーズ/内部者たちキャスト・あらすじ・感想レビュー!

インサイダーズ内部者たち

イ・ビョンホン主演で贈るR指定作品にして700万人を越える観客を動員した社会派サスペンス。

キャスト・あらすじ・感想・みどころをまとめました。(トップ画像公式ページより)

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目次

インサイダーズ/内部者たちキャスト一覧

英題:Inside Men

2015年11月19日韓国で公開(日本では2016年3月11日公開)

上映時間:130分

観客動員数:約700万人

監督、脚本:ウ・ミンホ

アクション監督:パク・ジョンリュル

原作:ユン・テホ

【アン・サング役】イ・ビョンホン

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【ウ・ジャンフン役】チョ・スンウ

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【イ・ガンヒ役】ペク・ユンシク

【チャン・ピル役】イ・ギョンヨン

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【オ・ジョンス役】キム・ホンパ

【パン捜査官役】チョ・ジェユン

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【パク・ジョンパル役】ぺ・ソンウ

【コ・サンチョル役】キム・デミョン

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本作はユン・テホによる同名のウェブ漫画を映画化した作品で、R指定作品としては『アジョシ』などを抜き歴代最高の観客動員数を記録しました。。

インサイダーズ/内部者たちのあらすじ

アン・サング(イビョンホン)は表の顔は芸能事務所の社長ですが、裏では悪事を代行するチンピラのボス。

ミレ自動車のオ会長と、大統領選挙を控えるチャン・ピル議員(イギョンヨン)は裏で繋がっていて、そのふたりを繋げているのは影のフィクサーであり、新聞社祖国日報の主幹であるイ・ガンヒ(ペクユンシク)でした。

サングはそんなガンヒの元で様々な汚れ仕事をしていたのです。

ある日サングは、オ会長とチャン・ピルの裏金の証拠となるファイルを入手し議員を脅そうとするが失敗してしまいます。

その結果、腕を切り落とされてしまうのでした。

一方、検事のウ・ジャンフン(チョスンウ)も証拠のファイルを追っていたのですが、直前でサングに横取りされ左遷させられてしまいます。

サングがファイルのコピーを持っているのではと復讐を持ちかけますが、サングは独自で虎視眈々と復讐の機会を狙っていたのです。

コネ無し検事と、捨てられたチンピラによる復讐のドラマは見事成功するのか!?

きむとま
本作には純粋な正義感の持ち主は登場しません。人それぞれに野心があり、敵味方入り交じった壮絶な騙し合いを繰り広げます!

インサイダーズ/内部者たちのみどころ

本作は企業、政治家、メディア、検察、そしてチンピラによって巻き起こされる騙し合いのドラマ。

韓国では何かと血縁を重要視していますが、この作品を見ていると韓国の地縁や学縁などの重要度も高いようです。

日本でも政治家や大企業などでそんな話を聞きますが、韓国での重要度は日本の比ではないようです。

大学の先輩だからはまだしも、小学校の先輩とか何がそんなに重要なのかサッパリです!

地方出身者が都会に出てきて、何か繋がりがある人と出会うと嬉しいという気持ちはわかりますが、それが違法行為に繋がったりするというのは見ていて反吐が出ます。

そんな社会の嫌なところを描いたのが本作なんです。

本作でのイ・ビョンホンは主人公としては珍しい設定で、悪役として登場するも図に乗り過ぎて裏切られ、復讐しようと検事と協力するという役柄。

純粋な正義の人間ではないんですね。

そんなサングが歌いながら拷問する相手に近付き金づちを連打するシーンの後に、逆に拷問されノコギリで手を切り落とされるシーンが来るなど、うまくサングの転落ぶりを描いています。

そんなサングと協力することになる検事ジャンフン、影のフィクサー・ガンヒ、ミレ自動車オ会長、大統領候補チャン・ピルなど登場人物は皆癖が強く、それぞれに人間の嫌らしさや執着心、強欲さなどを体現しています。

本作は社会問題を扱ったメッセージ性の強い作品でありながら、裏切りの人間ドラマでもあり、それでいてエンターテインメント性も高いという作品です。

二転三転する物語から目が離せません!

インサイダーズ/内部者たちの感想と評価・評判

なんと見事なエロさとグロさでしょうか!

この内容で大ヒットとは、日本では考えられませんね。まぁ、最後は爽快なんですけど。

そもそも、主人公の設定がこれでは大作映画としてOKがでないのでは?

それにしても企業の幹部が手下を使わず自ら手を下すなんて韓国企業怖すぎますよ!

ここまで行くと”企業という皮を被ったヤクザ”みたいなもんでしょう。

仕事によって企業を大きくしようという場面はなく、あくまで裏工作や癒着などで便宜をはかってもらったり、それに政治家やメディアも協力してたりと持ちつ持たれつで、これ本当に腐りきってますよね?

メインキャストの面々の怪演が見応え十分なのは言うまでもないのですが、脇役であるミレ自動車常務役のチョ・ウジンの”ノコギリシーン”が一番怖かったですね。

この役職がありながらやってることは拷問や追跡というのは、一体どんな企業なんだ!?

顔色を変えずサングの手を切るシーンは、タランティーノ作品のようなコミカルさや陽気な音楽などもなく、ただただ恐ろしい限り。

作品としてはハリウッドなどでも見られる政治サスペンスなのですが、そこに韓国らしいドギツい暴力描写やジジイたちの衰えぬ性欲などをプラスして、じつに韓国らしい作品に仕上げているんです。

斬新さやオリジナリティーには欠けるかも知れませんが、エンターテインメント作品を通して社会へメッセージを送ることに関していえば韓国らしい映画は非常に上手いですね!

まとめ:主人公サングの立場の変遷が面白い!この社会には単純に正義や悪では分けられないものがあり、それはどの立場にいるかで簡単に変わってしまうものなんだと思わされました。

最後に

オ会長、チャン・ピル議員、そしてイ・ガンヒ。この3人の大悪党は、これまでどんな人世を送ってきたのか見てみたい、そう思わされるほどの悪人でしたね。

何がどうなったらここまで悪いことが出来て、平気で善人面してられるのか不思議でなりません!

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