「ボスを守れ」「愛に狂う」の演出・脚本家コンビによる作品。
シン・ハギュン×イ・ミンジョン共演の”韓国版ロミオとジュリエット”とも呼ばれ注目されたロマンティックコメディ―です。
私の恋愛のすべて(韓国ドラマ)キャスト一覧
全16話
BS放送時全23話
平均視聴率5.0%
放送年度2013年4月から韓国で放送
演出:ソン・ジョンヒョン
脚本:クォン・ギヨン
【キム・スヨン役】シン・ハギュン
【ノ・ミニョン役】イ・ミンジョン
【ソン・ジュナ役】パク・ヒスン
【アン・ヒソン役】ハン・チェア
【コ・デリョン役】チョン・ホジン
【メン・ジュホ役】チャン・グァン
【ムン・ボンシク役】コン・ヒョンジン
【コ・ドンスク役】キム・ジョンナン
【ソ・ユンギ役】ホ・ジョンミン
【チョン・ユニ役】ミン・ジア
ヒロインのノ・ミニョン役には、当初イム・スジョンさんやハン・ヘジンさんの名が挙がっていましたが、ラブコメに定評のあるイ・ミンジョンさんが起用されたそうです。
この当時イ・ビョンホンさんとの交際でも話題を集めていました。
私の恋愛のすべて(韓国ドラマ)OST情報
本作のOSTは、少女時代のティファニーの参加でも注目されました。
ティファニーが歌う「一歩」や、ペッチギ&シン・ボラ「愛してるから」、悪童ミュージシャン「I Love You」、Dal★Shabet「それはあなた」など、バラードからラップ、ポップソングまでとロマンティックコメディのOSTにふさわしい曲ばかりです。
私の恋愛のすべて(韓国ドラマ)あらすじ
キム・スヨン(シンハギュン)は元判事というエリートで与党に所属する国会議員。
一方、ノ・ミニョン(イミンジョン)もスヨンと同じく国会議員1年目なのですが、こちらは所属議員2名という弱小政党の党首です。
ある日スヨンが政策シンポジウムに出演し、ある女子学生から質問を受けている最中に毒舌をはきまくる様子がネットに広まってしまいます。
その様子を見たミニョンはコメントを発表するのですが、スヨンは大政党である与党のエリートで、ミニョンは野党内でも小政党の党首に過ぎず、政治的にも反対の立場。そんな対立する二人がケンカしながらもいつの間にか惹かれていくようになるのでした。
私の恋愛のすべて(韓国ドラマ)みどころ
韓国ドラマには「政治」をテーマに描いた作品は結構ありますが、そのほとんどが悪徳政治家に関するものや、それらにまつわる事件を描いたもの。
中には「レディプレジデント」の様な恋愛ドラマもありますが、本作の様な政治家同士、それも対立政党の議員同士というものはこの作品くらいではないでしょうか。
「政治」というと難しく感じ、サスペンスなら事件がメインだからなんとなくわかるけど政治ドラマはちょっと、と思うかもしれません。実際韓国でも視聴率は振るわなかった作品です。
しかしこの作品には政治ドラマ特有のドロドロとした展開がなく、気軽に勉強できてコミカルで笑える作品なんです。そのイメージからか数字は取れませんでしたが、ドラマの評価は高かった作品でした!
もっと簡単に説明すれば、表では政治家同士の争いや、政策に関する意見の違いでぶつかるんですが、裏では皆に隠れて交際するというドキドキ満載のラブコメであって、「政治」と聞いて難しいと思わず是非見てほしい優秀な作品なんですね。
TVの国会中継でもよく映る、議員同士が派手な喧嘩をしてる中にいる二人が実は恋愛中と考えるとどうでしょうか?そんな派手にぶつかりながらお互いに惹かれていたと思うと、面白くてたまらなくないですか?
この政党の規模も、政治理念も違う二人が、皆(政治家にも国民にも)に隠れてデートをしたりコソコソするのは青春ドラマの様でもあり、許されない恋という点で「ロミオとジュリエット」のようでもあります。
この奇抜な設定が、放送当時は多くの視聴者には受けなかったのですが、一部のマニアには非常に高く評価され、制作陣も視聴率が低くても変にテコ入れして脚本をぐちゃぐちゃにするようなこともなかったので、一貫してまとまりのある作品となりました。
更にこのドラマの特徴ともいえるのが、かなり笑えるということです。ドキドキのラブコメ展開は勿論、沢山登場する個性的な政治家や、補佐官、秘書官などの好演もあってそれぞれに人間味ある登場人物ばかりで、国会という堅苦しいイメージがあるところなのに、まるで学園ドラマを見ているような面白さがあるのです。
そこには悪い政治家や卑怯者、小悪党といった人物も勿論いますが、根っからの大悪人といった人はいないので、ピリピリとした張りつめた感じが無く、敬遠してしまうには勿体ないほど見やすいです。
主演の二人以外にも政治家同士や補佐官の恋などもあり、政治ドラマとは思えないほどのラブラインの多さも見どころです。
シン・ハギュン演じるキム・スヨンは普段は冷血で毒舌な政治家ですが、恋に関しては不器用で、彼女の前でしか見せない笑顔や優しさなど、そのツンデレぶりが最高で、それをドギマギしながら受けるノ・ミニョンの表情もとても可愛らしいものです。
シン・ハギュンさんの癖の強い顔は好き嫌いがはっきり分かれるところですが、このキム・スヨンという役柄にはピッタリだったと思います。
このドラマは、もしかしたらケーブルテレビ向きの作品だったのかもしれませんね。そう考えると内容と視聴率は関係ないといえますしね。
私の恋愛のすべて感想と評価・評判
最後に
良質のコメディであり、王道のラブコメでもあると思います。
政治という舞台でラブコメをしたせいか、斬新過ぎてとっつきにくかったのか、視聴率面では惨敗した作品ですが、内容は非常に面白いと思います。
時期がずれてたり、ケーブルテレビだとまた違った結果が出たかもしれません。評価面に関しては悪い意見を聞かない作品です。
日本だと深夜枠で評価が高く、のちのレンタルやセルでブレイク!といったものかもしれませんね。
イ・ミンジョンさんのファンなら絶対見るべきですし、これを見るとシン・ハギュンさんの新たな魅力にも気づくことでしょう。おススメ作品です!