キム・ユジョン、ピョン・ウソク主演によるNetflixオリジナル映画。
親友の頼みであるイケメンを観察し情報を送ることになった元気いっぱいのヒロインが、恋と友情の間で揺れ動く様を描く青春ラブストーリー!
キャスト、あらすじ、結末の感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
20世紀のキミ【韓国映画】キャスト一覧
2022年10月21日公開のNetflixオリジナル映画
上映時間:121分
監督・脚本:パン・ウリ
短編映画「Mrs. Young」など
【ナ・ボラ役】キム・ユジョン
20世紀のボラ。親友の恋を応援するためヒョンジンを観察。テコンドー有段者。
【プン・ウノ役】ピョン・ウソク
ボラと同じ放送部員。ヒョンジンの親友。
【ペク・ヒョンジン役】パク・ジョンウ
ウノの親友で、学校の人気者。
【キム・ヨンドゥ役】ノ・ユンソ
ボラの親友。ヒョンジンに片思い中。心臓手術のために海外の病院へ。
【大人になったボラ役】ハン・ヒョジュ
21世紀のボラ。
本作は子役時代から活躍し続けている名女優キム・ユジョンさん主演による青春ラブストーリーです。
ドラマ「トンイ」主演ハンヒョジュと子役キムユジョン
(newshankuk.com)
2010年ドラマ「トンイ」では主人公トンイの少女時代の役でキムユジョンさんが出演。
トンイ役のハンヒョジュさんとはこういうご縁があるんです。
二人は12歳差で、「トンイ」当時ハンヒョジュさん23歳、キムユジョンさんは11歳でした。
このドラマから12年経って、キムユジョンさんは当時のハンヒョジュさんの年齢になったわけです。
キムユジョン主演作品にハンヒョジュさんが未来の自分役でカメオ出演っていうのは、感慨深いですよね。
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20世紀のキミ【韓国映画】あらすじ
自分のことよりも友情の方を大切に思ってきた1999年のボラ(キムユジョン)は、心臓手術のために海外へ行く親友ヨンドゥ(ノユンソ)に頼まれある作戦を遂行する。
それはヨンドゥが一目惚れした相手ペク・ヒョンジン(パクジョンウ)について調査するというもので、情報を入手するたびにヨンドゥに報告していた。
そんな中でボラはヒョンジンの親友プン・ウノ(ピョンウソク)に目をつける。
ボラと同じ放送部員でもあったウノは常にヒョンジンとつるんでいて、彼からヒョンジンの好みやアドレスなどを手に入れようと考えたのだ。
しかし、ボラの計画は思うように進まず、その上ボラがヒョンジンを好きだと勘違いまでされてしまい・・・。
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20世紀のキミ【韓国映画】みどころ
本作は親友の恋を応援しようと奮闘するヒロインが巻き起こす思いがけないラブストーリーを描いた青春ドラマです。
大人なった21世紀のボラのもとにあるビデオが届くことからはじまる本作は、10代の高校生たちの恋と友情を爽やかに描いています。
テコンドーが特技のボラと、人気のイケメンに一目惚れした親友のヨンドゥ、ヨンドゥの初恋相手ヒョンジンとその親友のウノ。
彼女たちの勘違いと友情の深さにより、4人の関係は複雑な展開を見せます。
自分の恋愛感情よりも親友の思いを優先したボラは、様々な痛みを経験する中で自分の本当の気持ちに気付くことになります。
4人の恋愛模様と友情の行方とは?
そして21世紀のボラのもとに届いたビデオは彼女に何を伝えるのか!?
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20世紀のキミ【韓国映画】感想・評価
韓国恋愛映画の名作「建築学概論」が男性視点からの初恋の切なさを描いた作品だとするなら、本作は女性視点からの作品だと思います。
どこか懐かしさを感じるキラキラとした青春ドラマ、キュンキュンが抑えられない初々しいラブストーリー、そして勘違いの展開に運命の悪戯と、ありきたりだけどみんな大好きな要素が詰まっています!
しかも、本作には親友同士で同じ人を好きになるという展開や別の悲しさが描かれているので、友情ドラマとしても最高でもあり、悲恋ものとしても秀作かと。
主人公二人と親友二人のキャラクターも良く、嫌なやつが一人も出てこないのがまた良いですよね。
最初ヒョンジンはただのいけ好かない奴かと誤解していましたが、実は友達思いでフラレても友人として付き合えるタイプ。学校でウノよりもヒョンジンの方がモテるというのは疑問でしたが。
そして、ヨンドゥもボラの気持ちやありがたみをちゃんと分かっていて、ヒョンジンと同様に自分の恋愛感情よりも友情を大切にしてるんです。
それはボラも同様、というか過剰なほど友達思いなんですが、同じ人を好きになっても友情が壊れることなかったのにはホッとさせられました。
大人になって過去を振り返ると、あの時ああしておけばよかった、当時は不器用すぎた、恋も友情にも素直になれればもっと違ったのに、なんて思うことが誰しもあると思いますが、そんな胸を詰めつけられるような思いと後悔が本作を見ていると思い起こされます。
まとめ:久久にガツンときた韓国恋愛映画の優秀作!
キム・ユジョンさんとピョン・ウソクさんのビジュアル&相性共に抜群でしたし、結果としては悲恋なのに悲しいまま終わらなかったのも好印象でした。
20世紀のキミ結末の感想は?
*ネタバレあり!
ラストの展開(主人公が展覧会で好きな相手の死を知る流れ)は、日本映画「ただ、君を愛してる」に似ていましたね。
もっと号泣してしまうシーンになるかと思っていたので、そこはちょっと残念。。
それに大人になったヒョンジンやヨンドゥが登場しなかったのは物足りなく、特にウノの親友であるヒョンジンと連絡を取っていれば、ウノの死についても知れたのでは?と引っかかってしまいました。
「ただ〜」のように秘密にしておく理由はないですから、そこは気になるところですね。
まぁ、その後にウノの弟から送られてきたビデオを見てウノからのメッセージを受け取るシーンが待っているので、クライマックスを先送りにしたかったのかもしれませんが。
確かにウノからの映像のラストシーンは、画質の悪さや朝もやの中での撮影というのも相まって、まるで天国からのビデオメッセージのようにも見えましたからね!