わずか1000ウォンの弁護士|キャスト・早期終了の理由・シーズン2は?

 

わずか1000ウォンの弁護士

報酬金わずか1000ウォンで弁護を務める実力派弁護士をナムグンミンが熱演する痛快リーガルドラマ!

高視聴率を記録し、2022年を代表するドラマとなりました。

しかし視聴者人気とは裏腹に早期終了してしまいました。

その理由は何でしょうか?キャスト、あらすじ、感想などとともにまとめました。

(トップ画像公式ページより)

 

 

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目次

わずか1000ウォンの弁護士キャスト一覧

全12話

最高視聴率 15.8%

放送年度 2022年9月23日~11月5日韓国SBSで放送

演出:キム・ジェヒョン

シン・ジュンフン

脚本:チェ・スジ&チェ・チャンファン
「被告人」

わずか1000ウォンの弁護士

【チョン・ジフン役】ナム・グンミン

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【ペク・マリ役】キム・ジウン

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【ソ・ミニョク役】チェ・デフン

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【事務長役】パク・ジヌ

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わずか1000ウォンの弁護士あらすじ

法曹界の異端児参上!

報酬金はたったの1000ウォン(≒100円)!?

変わり者弁護士が社会的不正に立ち向かう痛快法廷ドラマ

わずか1000ウォン(日本円で約100円)しか報酬金を受け取らない実力抜群なヘンテコ弁護士、チョン・ジフン(ナムグンミン)。

高額な法律相談料を負担できない一般人のために法廷で戦う彼は、まさに頼もしい正義の味方。

とある裁判で、彼は法曹界ロイヤルファミリー出身の司法官試補ペク・マリ(キムジウン)を相手にあっさり勝訴。

予測不能のチョン・ジフンに苦手意識を持つペク・マリだが、急に法律事務所代表の祖父に 「チョン・ジフンの元で2カ月修行してこい!」と言われインターンとしてチョン・ジフンの事務所に入ることに…。(引用元Disney+)

 

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わずか1000ウォンの弁護士短縮の理由

当初14部作として知られていましたが、ラスト2回はプロ野球の中継で欠放となり、12部作で終了となりました。

興行ドラマが早期終了するのは異例のこと。

制作側は

「14部作までを念頭に置いたのは事実だが、スピードな展開と完成度の高い展開のために12部作終映に決定した」

と発表しています。

これに納得できなかった視聴者の間で「制作会社と作家の不和説」が浮上。

制作会社が収益のために無理なPPLを入れ、これによる修正のための台本作業が遅れ、頻繁な欠放と早期終了を引き起こしたのではないか、と推測されました。

「制作会社が作品よりも会社の実績と効率を重視したために摩擦が起きた」

という匿名の関係者の証言も浮上し、信憑性があるかのように思われました。

これに関してSBSは事実無根だと発表しています。

高視聴率だったにも関わらず9話からはプロ野球放送のため週1編成(一般的に週2放送)となっており、さらに2話短縮とあっては視聴者も納得できません。

早期終了の理由は公式に発表された以外にも何かありそうです。

その他の理由として考えられるのは後続ドラマ「消防署の隣の警察署」のこと。

このドラマはプロデューサーが予算の不足や切迫した期日などの厳しい制約で過度のストレスがかかり、撮影中に自ら命を絶つという事件が発生。

これにより撮影は中断しており、予定していた2022年春の放送ができなくなりました。

この空白をカバーするためにSBSは大幅なスケジュール編成するに至り、「わずか1000ウォンの弁護士」も影響を受けたのではないか・・・という推測もあります。

きむとま
人気があるドラマというのは逆に話数を増やしたりするものなのに、早期終了にするというのは何か公式に発表できない理由があるのでは?と勘ぐってしまいます。

 

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わずか1000ウォンの弁護士韓国の評判

同時間帯前作「今日のウェブトゥーン」が2022年度SBS金土ドラマ最低視聴率を記録したため、本作もその影響を少なからず受けるだろうと予測されていました。

ところが、予想に反し今年のSBSミニシリーズの中で最も高視聴率を記録。

直前に他チャンネルで放送されていた「ウヨンウ弁護士は天才肌」が興行したため、同じ法廷物としてはこれに便乗したかのように思われ、新鮮度は落ちてしまったかもしれません。

以下、韓国人の書き込みです

いい評価

・16部作じゃなかったの?後続期待しています!

・ナムグンミンはさすがだった。キムジウンは初めてみたけど、上手だったと思う。衣装コンセプトも合っていて、ヘアスタイルもよかった

悪い評価

・面白かったけどドラマ内に出てくるPPL広告がひどい。

・あまりに露骨なPPL。

・俳優が制作会社に振り回されていてかわいそう。ナムグンミンがもったいない。

ドラマ内でスポンサー企業の商品を使ってさりげなく広告するPPL広告(間接広告)があからさま、無理に終えたストーリーに違和感、など韓国視聴者は厳しい感想が多かったです。

ドラマ公式ページに視聴者の感想を書き込む欄がありますが、最終回放送終了後は不満ばかり書かれていました。

人気ドラマが早期終了って納得できないですよね・・・他中継の欠放もなく、予定通りに放送されていればもっと盛り上がったのでは?と思うと残念ですね。

 

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わずか1000ウォンの弁護士感想

ナムグン・ミン節炸裂のエンタメ弁護士ドラマ!

オープニングのアニメは何か古臭くて安っぽいですし(わざとか??)、「ヴィンチェンツォ」のようなスタイリッシュさもありませんが、弱きを助け強きを挫くというヒーローものの王道設定が盛り込まれた作品なので誰もが楽しめる内容になっていました。

ナムグン・ミンさん演じるチョン・ジフンのキャラクターは、彼のクールかつスタイリッシュな印象と「キム課長とソ理事」で見せたようなコミカルさを兼ね備えていて、ナムグン・ミンさんという俳優の持ち味がフルに活かせるキャラクターだと感じました。

本当に弁護士を必要としている弱者からはわずか1000ウォン(100円以下)のお金しか受け取らず、その代わり悪人からはたんまりとせしめて弱者に渡すというヒーロー的な主人公というのが分かりやすいですよね。

巨悪や権力者との戦いという非現実的な内容ではなく、前科者に対する冤罪や横柄な住人と警備員との揉め事など、事件性は小さいものの身近に起こりうる問題を描いています。

この設定とコミカルテイストは「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」的ですし、庶民派弁護士というキャラクターは「町の弁護士チョ・ドゥルホ」のようで、主人公の型破りなキャラクターは「ハイエナ-弁護士たちの生存ゲーム-」のようでもあります。これらの作品が好きなら本作も楽しめると思いますね!

エピソードごとにテイストが変化するのも面白く、最初は法廷もの、次はビンゴゲームで勝負、その次は事件の詳細を暴く推理劇、主人公の検事時代を描いた過去パート(現在とキャラが違うのも良し!)、潜入弁護士編と、同じパターンの繰り返しになっていないので見ていて飽きません。

さらにエピソードごとに前科者に対する偏見や、権力者による弱者に対してのパワハラ、家族愛と金に対する終着の末の悲劇などが描かれ、コミカルなだけでなくグッとくるところもあるのは「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」に近いと思いましたね。

それに主人公の過去や同時進行するエピソードが時折挟まれないのも見やすい要因で、過去を描くときにはちゃんとエピソードが用意されています。

そのためドラマを見る上では分かりやすく、そこでまたテイストが変わるのも特徴でした。

最近の作品は過去を小出しにするものが多かったので、このシンプルさが逆に新鮮に映りましたね!

そしてこれらの作品に共通するのはキャラクターがユニークだということ。

それは本作も同様で、有能な検事から1000ウォンで依頼を受ける弁護士に転身した主人公ジフンに、大手法律事務所代表の孫というエリートなのに変わり者のジフンの元で勉強するハメになるヒロインのマリ、そして二人の緩衝材となる事務長兼クリーニング屋のムジャンというトリオのやり取りがコミカルで相性も抜群なんです。

さらに検事だけど残念キャラなミンヒョクや、いつもジフンにイビられるチンピラのブルゴム、ジフンの事務所の大家さんをはじめとするご近所のおばさんたちなど、個性的なサブキャラが揃っているのも本作が魅力的な理由かと。

最初はクールビューティーとして登場したマリのキャラクターがどんどん壊れていくのもみどころでした!

ただ、過去のエピソードになると良くある検察や政治家、大企業の不正というものが描かれ、それまでとはかなり毛色の違ったものに。

これは主人公を知る上で欠かせないものですが、かなりありきたりな展開なので正直ガッカリしたところも…。

過去パートの内容自体は良いものなので、お決まりの黒幕というのが勿体なく思えてしまいました。

しかし、その後は潜入捜査というエンタメ要素満載の展開になるので一気に盛り上がります!

ところが、肝心のクライマックスはこれまでのエピソードと比べるとかなりアッサリしていて、特に過去編は丁寧に描かれていたのに解決編となるクライマックスが早足というのは物足りなく感じましたね。

どんでん返しの展開などでダラダラと引っ張るのはどうかと思いますが、ラスボスが中ボスより弱く、登場からわずか2話で決着というのは呆気なさ過ぎますって!!

 

まとめ:ナムグン・ミンさんの魅力が詰まった秀作。

コミカルな弁護士編、過去のシリアスな検事編、そして過去の事件との決別を描く復讐編と展開がバリエーション豊かでエンタメ的でした!

ただ、ラストがやけにアッサリとし過ぎなのは物足りなく感じました…。

わずか1000ウォンの弁護士シーズン2は?

14話編成が12話に短縮されたことで、回収が不十分な部分もあり、シーズン2を望む声も出ています。

監督は

「機会と条件が許せば、そして視聴者が望んでくれるならいつかやりたい」

と話しています。

また決定していることはありませんが、可能性はありそうですね!

最後に

上記したように、様々な名作のテイストを兼ね備えていながらも上手くバランスが取れている作品なんですが、それがマイナスに働くこともあります。

それは色んな要素が楽しめる反面一つのことに特化していないということで、「ウ・ヨンウ〜」のような感動とロマンス、「ヴィンチェンツォ」のようなエンタメ性では敵いません。しかし、エピソードことにテイストが変わるということはシリーズ化するのに最適ともいえ、幅広い人が見て楽しめるのは本作の方かもしれません!

続編希望!

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